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第五回(11月29日放送)
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光寿会介護

この記事の投稿者JAGA

上野山:両親とも認知症の場合、訪問介護は受けられるのでしょうか。
笠松:受けられます。
夫婦ともに認知症ということは、相応の支援が必要で
すよね。
はじめに要介護認定を受けてもらう必要があります。
介護保険のさまざまなサービスを使う上で、心身がそ
ういう(要介護)状態ですねと認定するということです
が、全国一律の基準で行っています。
帯広市民でも音更町民でも同じような状態だと、同じ
要介護度になります。
上野山:誰が認定するのですか?
笠松:市町村長です。ただ、認定審査会という機関があ
って、申請を市役所や地域包括支援センターというのが
帯広市内だと4カ所あるので、そちらに相談します。そ
こから最終的には市役所の介護保険の係にまわってきます。
そのあと訪問調査といって、お伺いして様子を様々な
項目でチェックします。たとえば立ち上がりを一人でで
きるのか、食事を自分で食べられるのか、認知症であれ
ば物忘れの度合などです。
本人でわからない部分は、ご家族から教えてもらうこ
ともあります。それを調査して、報告書にします。そし
てもうひとつ、対象者の主治医から「この方はこのよう
な状態ですよ」という主治医意見書を市役所に送ってもらいます。この2つが揃って初めて、認定審査会にかか
ります。
要介護5だと、ほぼ寝たきりだと思っていただければ
合っていると思います。
要介護1の方は、比較的身体の動きは良くて、身の回
りのことも結構なさるんだけれども、歩行の際に杖が必
要だとか、ちょっと掴まったりしないといけないとか。
少し認知症が始まっていて、一人で生活を送るのがちょっと厳しいなという方は要介護1です。
この方々は、認知症がなければ要介護ではなくて、そ
の下のランクがありますから、そちらに位置付く方々だ
ったり、もう少し達者だと非該当になります。
つまり、あなたはお元気なので介護保険使わなくて大丈夫ですよねということです。
SOSネットワークなどで行方を探すという方は要介
護1が多いです。お一人で出て歩くと自分が歩いてきた
道を忘れちゃうんですね。
見た感じは普通に歩いてらっしゃるので、誰も要介護
の人が帰り道がわからなくなってウロウロしているようには見えないんですね。
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