今日はマラソン！

11月2日（日）におよそ5000人が参加する
第3回フードバレーとかちマラソンが開かれます。

最近、朝や夕方、ランナーを多くみられるようになりました。
気持ちいい空気の中、川を見ながら等、
思い思いのコースを皆さん楽しんでおられます。

今日は、ウルトラマラソンなど、いろいろな大会に出場経験がある
浦幌町の寺澤祐哉さんにお話を伺います。



－寺澤さんは、今までにどのような大会に出場されたのでしょうか。


ハーフやフルといったふつうのマラソン大会をはじめ、
フル以上の距離を走るウルトラマラソン(たいてい100km)、
24時間でどれだけ走れるかを試す24時間走などに出場してきました。

また、山の中を走るトレイルランニングという競技があり、
距離はさまざまですが、
もっとも長いもので100マイル(160kmくらい)を走った経験があります。

大会ではありませんが、
仲間内で帯広～阿寒湖を往復しようとしたこともあり、
250kmになりますが、
残念ながら、2回挑戦して、2回とも失敗しています。



－ マラソンの魅力はどのような所でしょうか？


30歳を過ぎてから走り始めましたが、
この歳になって肉体的な成長を実感できることはなかなかないと思います。
また、ゴールしたときの達成感、
特に苦しんだレースでの達成感は言葉では言い表せないものがあります。



－これからマラソンを始めようとするに方もいらっしゃると思います。
　　スポーツ店に行くと、いろいろなシューズがありますね。
　　どのように自分に合ったものを選べばいいでしょうか。



メーカーの売り文句に踊らされないで、
自分の足にフィットするシューズを選ぶのが良いと思います。
といっても、店で履いたときの感じと、
10km走った後の感じはまったく違ったりするので、
ぼくも試行錯誤を続けている状態です。

履き方でもだいぶ変わってくるので、
ヒールロックというかかとをきっちり合わせる履き方を試してみるのも
良いかもしれません。



－ 急に走り始めて膝を壊した、腰を壊したという方もいらっしゃいます。
　　どのようにトレーニングを始めていったらいいか
　　アドバイスを頂けませんでしょうか。


少しずつ、距離と時間を伸ばしていくのが良いと思います。
ストレッチをしたり、フォームを改善したり、
痛みが出る箇所の周辺の筋肉を鍛えたり、
色々なトレーニングが考えられますが、
長く走り続けたいのであれば、身体の声に耳を傾け、
ムリをしないで地道に続けることがいちばんだと思います。

走れない日が続いたとしても、歩くだけでも良いトレーニングになります。
長く走っていて、どこも故障をしたことがない、
という方にはお会いしたことがないので、
痛みとうまく付き合っていくことも大事だと思います。



―十勝をランニングするなら、
　　具体的にはどのようなコースがお勧めですか？


ぼくは浦幌町に住んでいますが、
アップダウンが多く、ちょっと足を延ばせば海にも行けて、
クルマが少なくて、冬でも雪が少ない、
とてもランニングに適した町だと思っています。
ということで、
市街地から霧止峠を越えて昆布刈石展望台に出て、
そのまま海沿いを走り、また市街地に戻ってくる
1周30kmほどのコースがオススメです。
https://goo.gl/maps/2HCMI


初心者の方には周回コースをオススメします。
十勝で郊外を走るとなると、
コンビニ等が少なく、
給水・給食が大変だったり、
トラブル時の対応が難しくなるからです。
帯広の森の研修センターのあたりにクルマを停めて
エイドステーション(給水所)とし、
栄通を南下、
中島通りを進んで南商を過ぎたあたりで左折、
市民農園の前を通ってつきあたりを右折、
ウエモンズハートさんの手前で左折、
白樺高校の前を通って戻ってくるコースで、
1周5kmほどになります。
ちなみにぼくは徹夜で14周したことがあります(笑)
https://goo.gl/maps/ke2ep



―ラジオをお聞きの皆さんに、ランニングの魅力についてメッセージ、
　フードバレーとかちマラソンに向けての意気込みをお願いします。
　

走っていて、悪かったことはひとつもありません。
タバコを止められたし、
ストレス解消になるし、
ご飯がおいしくなるし、
早起きして走ったら夜10時には眠くなるし、
友達がたくさんできるし、勢い余って、奥さんまで見つけたし(笑)

フードバレーとかちマラソンは3回目の出場になります。
長い距離をゆっくり走る練習しかしていないので、
あまり期待はできませんが、
両親や親戚のおばちゃんが沿道で応援してくれるので、
無様な走りはできないな、と思っています。

いままで十勝で大きな大会がなく、
いつもアウェイで寂しい思いをしていました。
フードバレーとかちマラソンが始まって、
全道各地で知り合った仲間をホームで迎え撃つことができるようになり、
とても嬉しく思っています。
ランナーにとって、
一生懸命走って、お風呂に浸かって、
おいしいものを食べるのが最高の休日の過ごし方です。
コースの幅が広くて、
温泉がたくさんあって、おいしいものがたくさんある帯広は
この条件を完璧に満たしているマチです。
天気が良ければ、往路の白樺通りの先に見える日高山脈、
復路の帯広の森あたりから見える東大雪の美しい眺めも堪能できます。
皆さん、一緒にフードバレーとかちマラソンを楽しみましょう！