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世界の「お祭り」特集

JICA帯広研修員

miho

この記事の投稿者miho

  • 1823

 暑い季節になり、十勝でも様々な地域でお祭りが行われていますが、世界ではどのような暑~いお祭りが行われるのでしょうか。来週からのお盆休みにちなんで、今回は世界のお祭りのなかでも、先祖を祭る事に関連したお祭りについてクローズアップします。

 JICA北海道(帯広)で現在「畑地帯における農業基盤整備事業のための計画・設計・施行管理・維持管理・運営」そして、「持続的農村開発のための畜産振興」コースの研修を受けている研修員の皆さんに、アフリカのジンバブエ、エジプト、西アジアのジョージア、南アジアのスリランカ、そしてミャンマーのお祭りについてお話を伺いました。

≪ジンバブエ-ビジョンさん≫
 ジンバブエは、アフリカ南部に位置する共和制国家です。首都はハラレ、公用語は英語で、面積は39万平方キロメートルありますので、日本よりやや、大きな国です。また、ジンバブエという名前は「石の家」という意味がある他、世界三大瀑布の一つ、「ビクトリアの滝」があるのもジンバブエです。

ジンバブエには、キリスト教、ユダヤ教、部族宗教などいろいろあり、ありますが、今回はそのなかでもユダヤ教の「ラスト・サパー」についてお話します。   ラスト・サパーは、3ヶ月に一回、ユダヤ教でサバト(安息の日)とされている土曜日に行われます。ラスト・サパーでは、お清めの対象になる人同士でペアを組み、お互いの足を洗い合います。お清めの対象になる人ですが、これから宗教に入る人、または最近入った人たちが対象になります。お清めのあとは、お説教があり、皆で、ぶどうジュースと、ひとかけらのパンを食べ、最後に合唱してセレモニーは終了します。
私自身もそうなのですが、ユダヤ教徒は神様に毎日お祈りをします。朝起きたとき、寝る前はもちろん、食事の前や、お出かけの前、周りに病気の人がいるときなどもお祈りをします。毎週土曜日にあるサバト(安息の日)では、ご先祖様へのお祈りもします。お祈りの姿勢は、膝をつき、頭を下げて静かに目を閉じます。日本に来ても、土曜日はなるべく教会に出かけてお祈りを続けていますので、お祈りをすることに馴染みのない帯広の方には、いつもびっくりされてしまうんですよ。

♪ アンブヤ・チウェシェ「Huya Uzoona(フヤ・ウゾーナ)」

 タイトルには、「物事をよく見なさい。」という意味があります。物事は、突然に変わってしまうもの、たとえばついこの前まで親友同士だったのに、突然敵同士になって取り返しがつかなくなる事もあります。家族同士、友達同士、国同士、お互い常に尊重し合う気持ちを忘れてはなりません、という内容が歌われています。ビジョンさんも常に大切にしている教えの一つとして、選んでくれた一曲でした。 

≪エジプト-サブリーさん≫
 エジプトは、中東・アフリカの共和国で、首都はカイロ、言語はアラビア語が使われ、面積は日本の約2・6倍あります。エジプトといえば、ピラミッド。カイロ付近にあるギザのピラミッドは、世界中からの観光客でいつもにぎわっています。また、エジプトは古代から、農業はナイル川に支えられ、高度な文明もナイルと共に育ったことから、「ナイルのたまもの」と言われています。

 今回は先祖をまつるお祭りというよりは、つい最近行われたお祭りについてご紹介します。イスラム教には「ラマダーン」と呼ばれる時期があります。これは断食月の事で、期間中は、日の出から日没までの間は、食べたり飲んだりしてはいけないというルールがあります。ラマダーンの時期は毎年変わり、夏になる年もあれば、冬になる年もあります。今年のラマダーンは6月18日から7月17日でした。ラマダーンの時期があけたら、「イードル・フィトル」という大きなお祭りが、3日間にわたって盛大に行われます。イードル・フィル 初日の日の出直後は、みんなでモスクに出かけます。イスラムの神「アラー」に、ラマダーンを無事に終えることができ、イードル・フィルを与えられたことに感謝を示し、お祈りをします。
お祈りが終わったら、家に帰り、家族で朝食を楽しみます。その後は親戚や従兄弟同士、さらにご近所同士が集まって、公園や海で盛大にパーティーをします。イードル・フィルの期間は、毎日早朝からお祈りをします。「朝からお祈り」というと、日本の皆さんには、なんだかつまらなく、固苦しいものという印象を持ってしまわれそうですが、この3日間は、家族同士が出かけるのはもちろん、大好きな食べ物をたくさん食べたり、フットボールなどのスポーツを楽しんだりと、みんな好きな事をして楽しみます。

また、花火も打ち上げられるので、この時期は街中もとても盛り上がるんです。また、これらの日は、子ども達は必ず新しい服を着ます。「ジェルバブ」という、真っ白でかかとまである洋服を着る人が殆どで、お祭り終盤には、みんなで映画館に出かけるのも一般的です。

♪ ハニーシェイカー「AL helm AL gamil(アルヘルム アル ガミル)」

 タイトル「アルヘルム アル ガミル」には、「素敵な夢」、という意味がありますが、歌詞では、自分が最愛の妻を亡くしてしまい、自分と娘はとても寂しい思いをしているという、悲しい内容になっています。しかし、男性が女性に示すことができる愛は、非常に素晴らしいものであるということも歌われています。
この歌を歌っている「ハニーシェイカー」という歌手は、35年ものキャリアが有り、とても有名な方で、サブリーさんも大好きな歌ということで選んでくれた1曲でした。

≪ジョージア-ギオギさん≫
 ジョージアは西アジア北端に位置する共和制国家で、1991年にロシアから独立しました。日本では、最近まで「グルジア」とよんでいましたが、今年の4月22日から、英語での呼び名    「ジョージア」に変更しています。この様子をニュースでご覧になった方も多いのではないでしょうか。ジョージアの面積は日本の約5分の1、人口は430万人、首都はトビリシで、公用語はジョージア語が使われています。

ジョージアのお祭りで、先祖を祀る行事が含まれているものは2つあります。 まずは、「デイ・オブ・リメンバリング・アンセスターズ」。このお祭りは、     毎年春、イースターの後に行われるお祭りで、暦により開催日は毎年変わります。この  「デイ・オブ・リメンバリング・アンセスターズ」ですが、日本のお盆とよく似ています。

この日は家族連れで、ご先祖様のお墓を訪れます。ロウソクを付け、お墓を掃除し、お祈りをします。また、お供え物としてグラスワインを2杯ほど 祭壇に供えます。日本人が、お盆の時期に里帰りするように、ジョージアの人も、この日を大切に思っていて、実家に帰省することが多く、お祈りの後は、一日家族や親戚同士でゆっくり過ごします。





もう一つのお祭ですが、「ベリカオバ」というのがあります。このお祭りは、毎年春、雪解けの時期に行われるもので、古代から伝わる、歴史と伝統あるお祭です。このお祭りで仮装する人たちを、「ベリカ」とよんでいるのですが、ベリカの仮装テーマは、医者や、狩人、王様、そして羊、牛などの動物、さらには家具や食べ物といった身の回りのものまで様々です。仮装で一番のポイントとなるのはマスクです。マスクには、自身の抱負、願いや望みが表現されており、中にはジョージアのご先祖様たちが経験してきた戦争や、国の侵略など、厳しい時代を物語る仮装も多く見られます。「ベリカオバ」は、喜劇のショーとして国民に親しまれ、演劇や、ダンス、郷土音楽などが様々な地域で行われます。

♪ バニ スバヌリ「Caucasian Balada (コウカシャン・バラダ)」
 
 タイトル「コウカシャン・バラダ」はジョージアの自然と、古代から受け継がれた先祖の魂という意味で、一人の勇気ある青年が、アルプスを旅し、様々な困難を克服していくという内容の歌詞になっています。ジョージアの典型的なポリフォニー(多声音楽)と、国の楽器が使われている曲ということで、ギオギさんが選んでくれた1曲でした。

≪スリランカ-コーマティさん≫
 スリランカは、南アジアに位置する共和制国家。首都はスリジャヤ ワルデナプラコッテで、面積は、北海道よりも一回り小さい国です。公用語はタミル語、国民の70%が仏教徒です。スリランカといえば、紅茶が有名ですが、輸出量は世界第1位を誇っており、日本で一番多く飲まれているのも、スリランカの紅茶です。

 時は、自分の母に対してお祈りをします。2つ目は、7月の新月、この時は自分の父や、家族みんなに対してお祈りをします。3つ目は、日本と同じように、先祖の法事の時です。こういった儀式が行われるとき、家族同士が集まって、様々な食べ物を料理するのですが、中でも先祖の大好物だったものを中心に作ります。私は、「ブラックグラム」という豆をすり潰し、香辛料で味をつけて揚げたもの「ヴァダイ」と呼ばれるものや、お米をミルクと黒糖で煮込んだ「サッカライ・ポンガル」という、日本で言うお粥のようなものを作ります。
食べ物をご先祖様にお供えするところは日本ととても似ていますが、スリランカでは、ご先祖様に加え、カラスにも食べ物をお供えする習慣があります。
これは、先祖の魂は、カラスの体を借りて故郷に帰り、私たちが供えたものを食べに来てくれる、と信じられているからです。カラスが、私たちからのお供えを食べると、ご先祖様が戻ってきてくれた、私たちもご加護を受けることができたという印になるので、みんなとても嬉しい気持ちになります。

♪ ニティヤスリ「Chinnanchiru Killiye Kannamma (チナンチル・キリイェ・カンナマ)」

 タイトルは、可愛いわが娘」という意味で、両親と娘の関係、両親が、娘に対し、どのように感情を持つか、幸せが歌われている曲です。今回、先祖に関する曲を探していた時に、この曲と歌の内容を思い出したことで選んでくれた、コーマティさんからの1曲でした。

≪ミャンマー-オンマーさん≫
 ミャンマーは、東南アジアのインドシナ半島西部に位置する共和制国家で、今からおよそ70年前にイギリスから独立しました。1989年までは、ビルマ連邦と呼ばれていた事をご存知の方も多いのではないでしょうか。現在も公用語はビルマ語、面積は日本の約1.8倍、人口は約5300万人です。10年前には首都がヤンゴンからネピドーに移され、国旗も5年前に変わりました。

 ミャンマーの祝日やお祭りは、今でもビルマ暦にのっとっているため、日にちは毎年変わるのですが、今回は毎年4月の中旬に行われる「ウォーターフェスティバル」についてお話します。この「ウォーターフェスティバル」、ミャンマーでは最も有名なお祭りで、現地では「ティンジャン」というのですが、「水かけ祭り」という意味です。これはビルマ暦で年の終わりを祝い、旧年の不幸や汚れ、そして悪と罪を流すため、清めの水を掛け合うイベントです。毎年、4月13日から17日が、ビルマ暦では新年にあたり、ミャンマー人にとって最も大切な祝日になります。また、学校も一年間のカリキュラムの終了時期としているので、ミャンマーの学校の夏休みは、毎年この時期をはさみます。



この水かけ祭り(ティンジャン)ですが、5日間にわたって行われます。お祭り初日を「ア・チョ ネイ」、2日目を「ア・チャ・ネイ」というように、それぞれの日に必ず名前がついています。お祭りでは、みんなで騒ぎながら、家族、友人、ご近所の人、周りの人みんなと水を掛け合うので、とっても盛り上がります。また、若者たちは、ご年配の髪を洗ったり、つめを切ってあげたりと、ご年配に対してお祈りや敬意を示すイベントもあります。

また、日本では新年にお雑煮を食べる習慣がありますが、ミャンマーでも、お餅を食べる習慣があります。ヤシの黒糖を混ぜて、ボイルしたものや、ヤシの黒糖シロップとココナッツミルクに浸した「ごま団子」などが代表的です。 私も毎年お餅を用意し、民族衣装を着て、家族と「ティンジャン」に参加するのがとても楽しみです。

♪ リィンゴ「Man Taung Yeik Kho(マン・タン・イエ・コー)」
 タイトルの初めにある「マン」とは、ミャンマーの第2都市である「マンダレー」を意味し、タイトル全体には「マンダレー丘の木陰」という意味があります。
また、歌詞には、笑顔な女性は素敵な女性、みんなでマンダレー丘の木陰で休み、湖で水遊び楽しもう、そしたら街に出かけよう、来年もおめでたいことに恵まれますように。という内容の歌詞で、先ほどお話した「ティンジャン」では、あちこちでこの曲が歌われます。老若男女問わず、ミャンマー国民全てに愛されている曲ということで、オンマーさんが選んでくれた1曲でした。

 今週のHello!JICAfeは、世界のお祭り特集をお送りしました。

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