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JICA帯広研修員 - セプティさん(インドネシア)

JICA帯広研修員

インドネシア

JAGA

この記事の投稿者JAGA

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今週は、インドネシア共和国(Republic of Indonesia)をピックアップ!

世界中の旅行者から愛される「最後の楽園バリ島」をはじめ、ボロブドゥールやプランバナン遺跡で主要5島をはじめ1万数千もの島々からなるこの国では、多くの民族が暮らし、宗教、風習、芸能なども各々が個性的。また風土や自然環境も地域性が強く、様々な動植物に出会えるエコツアーも近年注目されている。

<国の位置>
東南アジア南部に位置する。島々によって構成されている国家であるため、その広大な領域に対して陸上の国境線で面しているのは、東ティモールのティモール島、マレーシアのカリマンタン島(ボルネオ島)、パプアニューギニアのニューギニア島の3国だけである。

首都…ジャワ島のジャカルタ

<面積>
1,919,000平方キロメートル

<人口>
2010年の総人口は2億3,764万1326人(男性1億1963万913人、女性1億1801万413人)
世界第4位

<人種>
ジャワ人が45%、スンダ人が14%、マドゥラ人が7.5%、沿岸マレー人が7.5%、その他が26%、中国系が約5%となっている。

<言語>
インドネシア語(公用語)、会話言語ではそれぞれの地域で語彙も文法規則も異なる583以上の言葉が日常生活で使われている。

<宗教>
イスラム教が、キリスト教(プロテスタント、独立教会、カトリック、他)、ヒンドゥー教、伝統信仰、無宗教、その他。

<気候>
熱帯性気候に属し、乾季と雨季に分かれます。雨季でも、日本の梅雨のようにずっと降り続くことはなく、突然降り出し、さっと止むスコール。11月〜3月は雨季。おおむね午後になると雨が降り、湿度の高い日が続く。とりわけ12月、1月には大量の雨が降る。4月~10月は乾季で気温21〜33度、湿度60〜90%と蒸し暑い。

<主要産業>
鉱業(石油、LNG、アルミ、錫)、農業(米、ゴム、パ-ム油)、工業(木材製品、セメント、肥料)である。

<世界遺産>
文化遺産と自然遺産が4件ずつある。スマトラの熱帯雨林遺産は、2011年に「危機にさらされている世界遺産」に登録された。
東南アジア独特の種や、ここでしか見られない種などを抱える非常に大きな国立公園群である。スマトラ島の生物の進化を伝える跡も残る。

<コモド島・コモド国立公園>
周囲に浮かぶリンチャ島とパダル島とともに国立公園に指定され、1991年には世界自然遺産として登録されたことで知られている。
観光の一番の目玉はやはりコモドオオトカゲ。白亜紀にまでさかのぼる誕生の起源を持つこの古代生物が今なお生き残っているのは、この島周辺の非常に激しい潮流が外界から生態系を隔絶していいたという自然環境によるもの。現在約2500頭が生息している。活発に動く野生のコモドオオトカゲに遭遇できるのは早朝と夕方なので、確実に見るためには島で一泊した方がいい。
また、見事な珊瑚礁が広がる周囲の海は海洋生物保護区に指定され、その質の高さからダイバーズパラダイスとしても人気を集めている。

出典・参考:地球の歩き方HP、インドネシアコーナー HP

今週は…
JICA研修員のセプティさん

■よろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。

セプティさん 以下セ)私の名前は、セプティ・ナベットです。インドネシアから来ました。インドネシア公共事業省道路総局で働いています。

♪ インドネシアの独立をお祝いする歌「タナ・エルク」

■普段は何語を使いますか?

セ)インドネシアでは、私たちは家族と話す時も会社で話すときもインドネシア語を使います。インドネシアには約500の地方自治体からなる33の州があります。たいてい、自治体にはその地方独特の言語があります。ですから、地元の言語は地元に住む家族と話すときに使われます。

■インドネシア語のあいさつを教えてください。

セ)こんにちは⇒ハロー!(電話) 
          ハアイ!(直接会う時の略式のあいさつ)
  正式なあいさつ
  おはようございます⇒スラマッパギ
  こんにちは⇒スラマッシアン
  こんばんは⇒スラマッマラム
  さようなら ⇒スラマッティンガル!
  ありがとう⇒トゥリマカシー!

■インドネシアの一番好きなところは何ですか?

セ)インドネシアにはたくさんの観光地があります。バリはそのうちの一つです。バリはインドネシアの州の一つですが、外国人旅行者の間では、「インドネシア」という国名より「バリ」という名前の方がよく知られています。

■おすすめスポットを教えてください。

セ)「タマン ミニ インドネシア インダー(TMII)」に行くことをお勧めします。ここはインドネシアの全ての民族の多様な文化が見られる観光地です。インドネシアには各州に異なる部族がおり、彼らには異なる伝統的な建物や衣服、言語、踊り、そして食べ物があります。そのため、「タマン ミニ インドネシア インダ―」では少なくともインドネシアにある33の州の独特な文化、建物をいっぺんに楽しむことができます。

■おすすめの季節はいつですか?

セ)インドネシアには乾季と雨季という2つの季節しかありません。ですから、乾季だと非常に暑いですし、雨季だと雨がとても多いです。湿度が低い乾季の方が観光に行くならお勧めです。学校の休みの期間である6月と12月の2週間は観光地となっている場所は大変込み合います。

■インドネシアに行きたいと思っている日本人へアドバイスをお願いします。

セ)私たちには、1か月の断食の期間があります。このときはほとんどの職場、政府の機関がレバランの休暇が来るまで、あまり機能していません。レバランというのは、断食月明けの1週間のことで、この間は休日となります。断食月は、カレンダーで固定されてはおらず、毎年10日早まっていきます。例えば、2010年には、レバランの始まりは9月10日でしたが今年(2013年)は、8月8日でした。ですからおそらく、次のレバランの休暇は2014年の7月下旬になるでしょう。

■インドネシアの食べ物について教えてください。

セ)インドネシアの言語のように、食べ物についてもそれぞれの地方によってたくさんの食べ物があります。ほとんどの州でそれぞれの伝統的な食べ物がありますが、私はレバランの日に食べるもっとも有名な食べ物について紹介したいと思います。「クトゥパット」と呼ばれるもので、菱形のココナッツの葉にくるんだおにぎりのようなものです。レバランの日のあいだ、白米の代わりとなります。日常的にはインドネシアでは、朝食だけでなく、昼食や夕食でも白米を食べます。
私の好きな料理はコイのニンジンソースがけです。甘み、酸味、辛味といった様々な味があるからです。

■インドネシアのスイーツを教えてください。

セ)「ルジャック」は伝統的なスイーツのひとつです。切ったフルーツに、黒砂糖やチリ、酸味のあるフルーツ、塩といった様々な種類のソースをかけて食べます。特に乾季に、昼食後のデザートとして食べられます。

■どんな飲み物がありますか?

セ)伝統的な飲み物には「ブブカチャンヒジャウ」と呼ばれるものがあります。緑豆、黒米、ココナッツミルクとパンで作ったおかゆのようなものです。冷たいものも温かいものもあります。それぞれの食べ物の風味を感じることができる一品です。

■どんなお祭りがありますか?

セ)2013年の6月6日から7月7日の約1ヶ月間、6月22日のジャカルタが誕生した日を祝うイベントがありました。このジャカルタ祭りは毎年開かれます。このイベントで私たちは、自動車、電化製品、日用品、家具、コンピュータ、携帯電話、食べ物など、様々なものを買います。
その他には、8月17日はインドネシアの独立記念日です。

■結婚について教えてください。

セ)インドネシア人は様々な部族の血が混じりあっています。インドネシアにはさまざまな部族が一緒に暮らしているため、民族集団を表す「スク」と言う言葉がよく使われます。結婚式はどの州の出身かによって異なります。というのは、結婚式は出身の町で行われるためです。
結婚年齢についてですが、1974年に結婚について定めた法律の第一条では男性は19歳、女性は16歳になれば結婚できるとしています。しかし、両者が21歳になっていない場合は、両親からの許可が必要となります。男性19歳、女性16歳という年は、勉強を終えて職に就き、責任を果たすことができるようになったと認められる年とされています。実際には、都市に住む人よりも田舎に住む人のほうが結婚をするのが早いです。理由のひとつとして、田舎の人々は大学へ行かないということがあげられます。

■主な生産物は何ですか?

セ)主な生産物は米です。インドネシア人は、「朝食、昼食、夕食のお皿に米がなかったら、それは食事をしていないということだ」と言われるくらい、お米が大事にされています。

■日本人に伝えたい独特の文化や習慣はありますか?

セ)公務員は、伝統的な衣服を守るため、行政官の制服として少なくとも週に1回「バティク」という服を着るよう決められています。たいてい金曜日に着ます。観光に来る際には、注目してみてください。

■インドネシアで一番好きなものは何ですか?

セ)インドネシアは日本と同じで島国です。ジャワ、スマトラ、カリマンタン、パプワ、バリ、マルクという6つの主な島があり、それぞれの島が独特な文化、習慣があります。そしてそれぞれ異なるビーチや山といった美しい景観をあります。

♪ クライス 「キサ・カシ・デ・セコラ」

■週末は何をして過ごしますか?

セ)週末には、家族と過ごすことが好きです。また、買い物をしたり、友人の家を訪問したり、ただ家で休むだけという日もあります。

■家族について教えてください。

セ)弟が1人と妹が1人います。弟は10歳で小学校五年生です。私は長女です。デポックというジャカルタ南部の都市に住んでいます。しかし、私の妹は大学生なのでボゴールというジャカルタの都市に住んでいます。私の家では、魚、亀、鳥、アヒルといったさまざまなペットがいます。

■どんな音楽が好きですか?

セ)ポップミュージックが好きです。中学生の時、ウエストライフというアイルランド出身のヨーロッパからのバンドグループが好きで、かなり影響を受けました。

■好きな祝日はありますか?

セ)レバランの休暇が好きです。なぜならまるまる1週間の休みがあるからです。首都に住んでいる多くの人は自分の地元に帰ります。ですから、ジャワ島ではほぼすべての道路で交通渋滞が起こります。飛行機や電車といったその他の交通機関も満席になってしまいます。

■趣味はなんですか?

セ)ジョギング、自転車に乗ること、チェス、買い物、水泳です。上手にできるという意味ではないですが、なんとなくと幸せになります。

■興味があることは何ですか?

セ)写真家のように写真を撮ることに興味があります。ビーチや山、道路、特別な場所などの風景を撮ることが好きです。

■日本、帯広の印象を教えてください。

セ)JICA研修員として7月24日に日本に来ました。これが、私の初めての来日です。日本の第一印象は「すばらしい」の一言でした。成田空港でのサービスに驚きました。日本人は親切で、礼儀正しく、仕事熱心で規律を守ります。このことが、日本が優れた多くの製品を生み出し続け、先進国として成功した理由だと思います。
帯広の第一印象は「緑の都市」でした。新鮮な空気を吸えるので、この緑あふれた環境が好きです。

■日本に来てから日本について初めに学んだことは何ですか?

セ)「時間を守る」 ということです。日本人は全てにおいてぴったりの時間で動いています。また、ゴミを5種類に分別することもしなくてはなりません。環境にやさしいというコンセプトがあります、効率良くするために、両面印刷された再利用紙を使っています。そして、私的な場所でも公的な場所でも全ての蛇口から水を飲むことができます。

■日本とインドネシアの違いは?また共通点はありますか?

セ)違いはたくさんあります。日本では全てにおいて時間通りに動かなければなりません。ですから、これが、もっとも努力しなくてはならない一番のマナーであると思います。時間は過ぎ去って戻ってこないものなので、時間を大切にすることはとても重要なことであると思います。
似ている点は、両国ともビーチや山のある島国であるということです。また、両国とも地震と津波の脅威に、常にさらされているということです。インドネシアでは2004年12月26日にスマトラ島沖で起こった地震と津波で大きな被害を受けました。

■研修前からJICAのことをご存知でしたか?

セ)はい。JICAのことは大学で学んでいたときから知っていました。

■なぜ、この研修に参加したのですか?

セ)インドネシアを発展させるための最も良い方法を日本で学びたいと思ったからです。

■帯広で受けている研修の内容を教えてください。

セ)私が参加していた「アジア地域 公共事業における市民参加、合意形成および住民移転」研修コースでは、帯広だけでなく、東京、岩手、札幌を訪れる機会がありました。
帯広では、環境や社会に配慮した住民移転のあり方や公共事業の進め方を講義で学び、実際に足寄道路や道の駅などを訪れて道路の整備環境を視察しました。

■帰国後の計画を教えてください。

セ)発展の各段階において、市民参加や、社会的、環境的な事柄を考慮し、適応させることが重要です。しかし、日本とインドネシアでは状況が異なるため、状況についてよく考える必要があります。
インドネシアでは、できるだけ帯広で得た情報を共有したいと思います。また、市民参加の重要性をきちんと理解してもらえるよう上司に説明したいと思います。

■最後にメッセージをお願いします。

セ)日本で出会った全ての方にお礼の気持ちを述べたいです。親切心と誠実さをもった全ての方々に感謝しています。インドネシアに帰ったら、全ての方々に会えなくなることが寂しいです。ありがとうございました。

Thank you very much to Mr. OCHI Takeo as course leader, Ms. MINE Tomomi as training coordinator, Ms. SATO Saori as program officer, Mrs. KIMURA Atsuko as Japanese teacher, Ms. MUTSUYOSHI Emiko as representative director, Mr. KOBAYASHI Nobuyuki as division director, OBIC RADIO’s team, all SENSEI, JICA’s team, Kimono’s SENSEI, Bon Dance’s SENSEI, dining hall’s offices, front desk’s office, bus driver, and also all participants. Thank you very much for your kindness and sincerity. I will miss u all when I come back to Indonesia. Thank you very much for Obihiro radio program because I can share many kinds of information about our national languages, our traditional foods and etc. For JiCA, as generally, I have a chance to join Bon Dance with Yukata dress Kimono. Thank you very much for your all.

♪ インドネシアの子供の歌 「サヨナラ」

■ありがとうございました!

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クリスマス・イブの1994年12月24日に開局したコミュニティーFM局。十勝に根差し、リスナーとの共感を大事に放送しています。

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