13

77.8MHz FMラジオ局 ジャガ

帯広から全国、全世界に発信!77.8MHz JAGA

サイトマップ
  1. HOME
  2. JICA帯広研修員 - ヴィン…
  3. JICA帯広研修員 - ヴィン…

PROGRAM BLOG番組ブログ/

JICA帯広研修員 - ヴィンセントさん(ケニア)

JICA帯広研修員

ケニア

JAGA

この記事の投稿者JAGA

  • 3623

今週は、ケニア共和国(Republic of Kenya)をピックアップ!

<国の位置>
東アフリカに位置する共和制国家。
イギリス連邦加盟国。
北にエチオピア、北西に南スーダン、西にウガンダ、南にタンザニア、東にソマリアと国境を接し、南東はインド洋に面する。

首都…ナイロビ

<面積>
58.3万平方キロメートル(日本の約1.5倍)

<人口>
3,980万人(2009年:世銀)

<民族>
キクユ族、ルオ族、カンバ族、マサイ族など42部族。
ナイロビ周辺を生活圏とするキクユ族が、人口の5分の1ほどを占める。そのほか、ビクトリア湖周辺に住むルオ族、タンザニアとの国境付近に住むマサイ族、そのマサイ族と同じ牧畜民である北部のツルカナ族、サンブル族、ソマリ族、海岸地方に住むスワヒリ族、マチャコス周辺のカンバ族など。

<宗教>
キリスト教(プロテスタント)(40%)、キリスト教(カトリック)(30%)、イスラム教(6%)、そのほか伝統宗教など(23%)。
キリスト教徒が半数以上を占める。
アフリカ独自のキリスト教の一派も存在する。
海岸地方にはイスラム教徒が多く、そのほか、インド人のヒンドゥー教徒もいる。

<言語>
公用語は英語。国語のスワヒリ語のほか、42の部族語も話される。

<気候>
赤道直下であるにもかかわらず、中部は平均気温10~28℃というしのぎやすい。沿岸部では5月にナイロビと比較して1.5倍ほどの雨が降る。沿岸部では晴れが多く、気温も15℃を下回ることは少ないが、ナイロビでは7~8月は曇りがち、気温も10℃を下回ることがある。雨期は1年に2度あり、3~5月が大雨期、11~12月中旬が小雨期となっている。
国内の西部に大地溝帯(グレート・リフト・バレー)が走り、中南部にはアフリカ第2の標高をもつケニア山がある。北部を中心にほとんど降雨のない砂漠地帯が総面積の大半を占める。

<世界遺産-ラム旧市街>
ラムはケニアのラム島最大の都市。ラム地区 (Lamu district) の行政庁所在地でもある。街が出来たのは14世紀。スワヒリ系の建造物群がいまなお良好に現存している。この東アフリカで現存する最古のスワヒリ建造物群が評価され、旧市街がユネスコの世界遺産に登録されている。古い町並みの通りは狭く、自動車は通れないが、徒歩や自転車で見て回れば十分である。なお、観光には地元で好まれるロバも使われる。かつては奴隷貿易の中心地のひとつであった。ラムの民族構成は多彩だが、主要なアラビア交易ルート上に位置したので、住民はほとんどがイスラム教徒である。
儀礼に使った角が多く展示されているラム博物館をはじめとして、町にはスワヒリ文化にゆかりのあるものや地元の郵便制度に関するものなど、博物館がいくつもある。

出典・参考:外務省HP、ウィキペディア、地球の歩き方

今週は…
JICA研修員のヴィンセントさん

■まずは自己紹介からお願いします。

ヴィンセントさん 以下ヴ)ヴィンセント・オングアエです。ケニアから来ました。帯広に来ることができ、とても嬉しく思っています。ありがとうございます。

■ケニアはどんな国ですか?

ヴ)ケニアは自然が豊かで野生動物がたくさんいます。国立公園が多く設けられていて、自然保護地域となっています。この自然をどのように保護していくのかがこれからの課題です。ユネスコの世界自然遺産に登録されているのはケニア山国立公園の自然林とトゥルカナ湖国立公園群の2つです。国立公園の素晴らしい自然環境を守っていくためにも国立公園に観光に行く時は絶対にゴミを捨てていかないでください。
ケニアは一年通して気温が変わらないのも特徴です。フィア・ファラータという山はロッククライミングもできます。とにかくさまざまな野生動物を見て感じて、ロッククライミングなど自然と一体になって楽しめる、ケニアはそんな国です。

■ケニアでは何語が話されていますか?

ヴ)ケニアの公用語は英語で、国の言葉「国語」としてスワヒリ語が使われています。そのため家族の間では両方使います。職場では一般的に英語で話します。しかし、ケニアでは少数民族を合わせるとおおよそ42もの言語が存在しています。これらすべてを覚えることは容易なことではありません。

■スワヒリ語のあいさつを教えてください。

ヴ)こんにちは⇒フジャンボ(相手が1人の場合)
          ハムジャンボ(相手が2人以上の場合)
   さようなら⇒クワヘリ
   ありがとう⇒アサンテ サナ

♪ジミー・ゲイト「フリフリダンス」
 「フリフリ」はケニアの若者言葉で「sing freely, dance freely」とか「sing fully, dance fully(思いっきり)」を短縮して「フリフリ」と言うそう。

■観光で訪れる人たちにアドバイスはありますか?

ヴ)観光したいところなどの下調べをしてから来ると良いと思います。また、なぜ行きたいかも考えておいてください。国立公園で野生動物を見るにしても、どこに行くのか何がいるのかを事前に知っておくと何倍も楽しめますよ。インターネットで簡単に調べられるはずなので、ぜひ事前に下調べをしてみてください。旅行する際はパスポートも忘れずに!

■ケニア料理について教えてください。

ヴ)ケニアではウガリ、鶏肉、野菜を主に食べています。これらは体を強くしている源だと思います。ウガリとは、トウモロコシの粉をお湯で溶かしてひたすら練って蒸したもので、東アフリカの代表的な主食です。親指ほどの大きさにちぎって横に添えられている肉や魚と一緒に食べます。ローストチキンと一緒に食べるウガリが私は好きです。マトケという青い状態のバナナを茹でて混ぜる食べ物も有名です。ウガリもマトケも主食として食べられます。

■ケニアではどんなことに取り組んでいますか?

ヴ)ケニアでは前にも言いましたが野生動物がたくさんいます。数だけではなく、種類もです。私はケニア・ワイルドライフ・サービスで働いています。ここで私はエコツーリズムの問題を特に取り上げています。エコツーリズムとは簡単に説明すると自然環境の保全・地域振興・環境教育等のことで、自然や文化、歴史などを観光を通して伝えて維持していくことです。

■週末など休みの日は何をしていますか?

ヴ)新聞を読んだり、友達とカフェに行ったり、好きな音楽を聴いたりしています。私はまだ結婚していませんが、結婚したら子供は1人ほしいです。双子でもいいですね。ケニアでは1ヶ月間休みということがあるので、その時は両親や友達と車で旅行をしたりします。休みの日は目一杯楽しんで、仕事に戻れば真剣にやることを心がけています。何事も勤勉でいたいと思っています。

■ケニアの音楽について教えてください。

ヴ)ケニアでは音楽がとても人気です。有名なものとして伝統的な音楽、ボンゴミュージック、ゴスペル、フリフリダンスがあります。伝統的な音楽は幅広い年代で聴かれており、ボンゴミュージックやフリフリダンスは主に若者の間で人気があります。私がよく聴いているのはゴスペル歌手のソロモン・ムクブワの曲やフリフリダンス歌手のジミー・ガイトの曲です。

♪ソロモン・ムクブワ「ムファルメワ・アマニ」
 「ムファルメワ・アマニ」は平和の神様という意味で、「あなたは一人しかいないんだから、希望を失わず前を見て歩いてください。」と歌っているそう。

■帯広の印象はいかがですか?

ヴ)帯広の方々はとてもフレンドリーという印象を持ちました。それから、帯広の街は夜でも車等の騒音もなく静かで過ごしやすいと思います。また、建物と建物の間があまり空いておらずきっちりと建てられているような感じがしました。
ケニアでは停電が起こることがありますが、日本ではほとんどないことも魅力の一つです。それに日本では盗難がないことは本当に平和であると感じます。ケニアも日本のように発展していけるよう努力したいと思っています。

■日本に来て驚いたことはありますか?

ヴ)日本では時間管理、規律、秩序のあり方に一番驚きました。私は勤勉(hard work)という言葉が好きで、時間をきちんと守ることは勤勉にも繋がると感じました。ケニアに帰っても職場で研修内容を教えることはもちろん、時間に対する意識も変えていきたいと思います。日本で一番学んだことは時間を守る大切さですね。

■日本の印象はいかがでしたか?

ヴ)私は今年の8月20日に初めて日本に来ました。ですから、まだまだ日本についてあまり詳しくはありませんが、初めて来たときからとても素晴らしい場所だと感じています。

■JICA北海道(帯広)の研修コースについて教えてください。

ヴ)「自然・文化資源の持続可能な利用(エコツーリズム)」コースに参加しています。研修ではエコツーリズムについての新しい技術を学んでいます。この研修を通して、日本が新しい技術を適応させ現在のように発展していった過程を知ることができました。また、ケニアが発展していくためのプロセスに必要なアイデアを得ることができました。ケニアには前にも言いましたが、たくさんの野生動物がおり、これを観光に役立て、生態系を守ったりしていくことは私たちが生きていくためにも不可欠です。しかし、自然は人の手によって、あるいは自然環境の変化によって移り変わっていきます。この重要な問題を解決していくために、ここで学んだ知識と技術を活かしていきたいと思います。

♪ヤンバネー「スウィートバナナズ」
 ケニアでとても有名なラジオDJ・ヤンバネーさんが作った、キスィミュージック。キスィミュージックとはキスィ族という部族の間で歌われている音楽。

■最後に、リスナーの皆さんにメッセージをお願いします。

ヴ)日本のみなさんの勤勉さは本当に素晴らしいと思いました。私が日本に来て一番学んだことです。みなさんの人生が素晴らしいものになるよういつも祈っています。

Keep up Japanese people. Your hard work is a lesson well learnt. You are great. My god gives you a power to attain ambition in your life now and into the future.

■ありがとうございました!

このページをシェアして友達に教えよう!
https://jaga.fm/pg_detail.php?id=2563

JAGA

クリスマス・イブの1994年12月24日に開局したコミュニティーFM局。十勝に根差し、リスナーとの共感を大事に放送しています。

more
----------

INFORMATIONお知らせ・プレゼント

----------

PICKUP TOPICSオススメピックアップ!

JAGA.FMホーム