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JICA帯広研修員 - サラさん(ウガンダ)

JICA帯広研修員

ウガンダ

JAGA

この記事の投稿者JAGA

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今週は、ウガンダ共和国(Republic of Uganda)をピックアップ!

<国の位置>
アフリカ東部に位置する共和制国家で、イギリス連邦加盟国である。
東にケニア、南にタンザニア、南西にルワンダ、西にコンゴ民主共和国、北に南スーダンとの国境に囲まれた内陸国である。
首都はカンパラ。
旧イギリス植民地。

<面積>
24.1万平方キロメートル(ほぼ本州大)(陸地面積19.7万平方キロメートル)

<人口>
3,635万人(2012年)(世銀)

<民族>
バガンダ族、ランゴ族、アチョリ族など。
国民の3分の2がバンツー系の民族で、その主力はカンパラを中心に住む農耕民のガンダ族で人口の約10%ほど。残りをソガ族、トロ族、ニョロ族などが占めている。
国民の残りの3分の1の住民はさまざまで、警官や軍人に多いナイル系のアチョリ族、マサイ族に似た遊牧の習慣をもつナイロハーマナイト系のカラモジョン族、テソ族、ルワンダから来たツチ族などのほかにインド人やヨーロッパ人の子孫も、以前ほどではないが少なくない。

<言語>
英語(公用語)、ウガンダ語、スワヒリ語などの民族語

<宗教>
キリスト教(60%)、伝統宗教、精霊信仰(30%)、イスラーム(10%)。
19世紀後半から激しさを増した植民地化に並行してキリスト教(カトリック)の布教が進んだ結果、人口の3分の1ほどがカトリック教徒で、残りがカトリック以外のキリスト教、イスラム教、伝統的宗教に属している。

<気候>
アフリカの中央部、赤道直下にある国だが、国土の大半が平均高度1200mにある。東部から南部はサバンナ地帯とビクトリア湖があるため、決して高温に悩むことはない。年平均気温は23℃としのぎやすい。しかし、国土の西側から北側に連なる山岳地帯は、天候も変わりやすく、朝夕の冷え込みも厳しい。3~5月と10~12月には雨期があり、国土の5分の1を占める湖や川の水量は増加する。

<アフリカの真珠>
その豊かな自然から、かつてイギリスのチャーチル元首相に、「アフリカの真珠」と称されたウガンダ。世界で2番目に大きい真水の湖でもあり、またナイル川の源流でもあるヴィクトリア湖を擁するほか、ナイル川の源流のひとつ‘白ナイル’もここから始まっている。
 自然の魅力がいっぱい詰まったウガンダでは、サバンナを車で走るサファリだけでなく、ボートサファリ、森でのウォーキングサファリも魅力。
 また、絶滅危惧種としても有名なマウンテン・ゴリラの半数以上がここウガンダに生息。ゴリラだけではなく、チンパンジーも観察出来る公園もあり、これだけ容易にマウンテン・ゴリラとチンパンジーが観察できる国は広いアフリカでもウガンダだけ。

出典・参考:外務省HP、地球の歩き方、ウィキペディア、同祖神

今週は…
JICA研修員のサラさん

■よろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。

サラさん 以下サ)私はサラ・テグレです。ウガンダから来ました。日本に来ることができてとても嬉しいです。

■ウガンダはどんな国ですか?

サ)ウガンダの気候はとても美しく、そこで暮らしている人たちはフレンドリー、そして平和を愛する人たちです。

■普段は何語を話していますか?

サ)職場では公用語である英語を使います。家では英語、ウガンダ語、それから地域で話されている言葉ルグウェレ語を話します。第2の公用語であるスワヒリ語も話せますが、私の場合は主に英語を使っています。

■民族によって言葉の違いがありますか?

サ)ウガンダにはたくさんの民族があり、それぞれの民族や地方によって異なる言葉を持っています。私の出身地の民族はルグウェレ語を話します。私の場合は夫も同じ出身地だったので、コミュニケーションで困った事はありません。今では地域や民族に関係なく結婚をする人が増えています。結婚した相手が別な民族出身で話す言語が異なっても、たいていの場合は公用語である英語やスワヒリ語でコミュニケーションが図れます。他にもウガンダには地方の言葉がたくさんありますが、私の場合、仕事で地方に行くことが多いので、場所に合った言葉で対応できるようになりました。

■ルグウェレ語のあいさつを教えてください。

サ)こんにちは⇒コイズェーヨ
 ※ルグウェレ語で「こんにちは」という言い方はなく「お元気ですか」という意味であいさつとして使われる。
   さようなら⇒ムウェラバ
   ありがとう⇒ムエバレ

♪ カルロ・フェバ 「break through unlimited」
 ウガンダのゴスペルミュージシャン。
 ウガンダ語と英語で「今までの自分を打ち破って新しいことを始めよう」と歌っている。

■観光客にオススメの場所を教えてください。

サ)ウガンダにはたくさんのお薦めスポットがありますが、まずはジンジャという地域にある「ナイルの源流」を見に行くことをお薦めします。源流にはオーウェン・フォール・ダムという水力発電用のダムがあり、すぐそばの丘からの眺望が最高にきれいです。また、ウガンダにはアフリカで2番目に深いとされているブニョニ湖という湖があり、ここもお薦めスポットです。そして、もう1つ。長時間のドライブを楽しみながらカンパラから西部に向かっていくと、赤道にたどり着く事ができます。ここには分かりやすく看板が立っているので、記念にいかがでしょうか。
その他、国立公園やサンクチュアリーがお勧めです。ウガンダには10数か所の国立公園やサンクチュアリーがあり、チンパンジーやマウンテンゴリラなどの野生動物が保護されています。野生の動物を見るには最適の場所です。また、ウガンダとケニアの国境にあるエルゴン山もお勧め。エルゴン山は死火山で渓谷や古代の洞窟、滝や温泉など面白いものを見ることができます。

■オススメのシーズンはいつですか?

サ)6月~8月と12月~2月がウガンダの景色を楽しむベストシーズンです。そのシーズンは乾季なので観光客が少なく、混雑を気にせず雄大な自然を独り占めできます。雨もほとんど降りません。ほぼ毎日晴れ渡っています。

■オススメのお土産を教えてください。

サ)手工芸品(民芸品)がお薦めです。手作りの楽器や動物をかたどった置物などがいっぱいあります。ウガンダには民芸品店がたくさんありますので、まずはそこを訪れてみてください。きっと良い発見があると思います!

■ウガンダにはどんなお料理がありますか?

サ)ウガンダにはたくさんの民族がいるので、それぞれの民族によってバラエティー溢れる「食」があります。ウガンダの中心部では、「マトケ」と呼ばれる食用のグリーンバナナの料理があります。バナナの皮をむいて、その実をバナナの皮で包んで蒸す料理です。昼食にマトケを食べる場合は、朝から火にかけて長時間蒸しておき、バナナの香りを楽しめるようにしておきます。他にも、大きなバナナの葉にチキンや野菜などを一緒に包んで調理する「ルウォンボ」という料理があります。これはスープのようなローカルフードで、とてもおいしいですよ。私のお気に入りはマトケに牛肉ソースをかけ、豆を添えたスタイルです。毎日でも食べられます。

■オススメの飲み物を教えてください。

サ)ウガンダには「ムウェレゲ トント ビゲレ」というバナナワインがあります。バナナワインはバナナの実を潰して、その実から出たジュースを発酵させ、蒸留して作ります。バナナの香りがいっぱいのお酒で、度数も結構強いです。

■結婚式はどんな風に行われますか?

サ)ウガンダの伝統的な結婚式は、まず「クワンジュラ」という儀式から始まります。「クワンジュラ」は新朗が新婦の家を訪れ、家族全員にプレゼントを渡します。プレゼントの中身は新婦の家族が喜ぶものでなければなりません。プレゼントの中身によって新郎に対する印象が変わるため新郎は新婦としっかり話し合う必要があります。結婚式では新婦は「ゴメス」という美しい民族衣装を着ます。また、披露宴では親戚や友達などたくさんの人を呼び、朝から晩まで歌を歌ったり、踊ったりしてお祝いします。有名な歌手を呼んで行われることもあります。

■どんなスポーツが人気ですか?

サ)サッカーはウガンダの国民的なスポーツです。その他、クリケットやラグビー、陸上、ボクシングも人気があります。

■どんなお祭りがありますか?

サ)ウガンダではキリスト教を信仰している人が約60%います。そのため、キリスト教の祭典がとても盛大に行われます。教会の前に家族が大勢集まり、牛やヤギ、鶏肉を解体しその場でバーベキューのようにして焼きます。教会でのお祈りが終わると、みんなでそのお肉を食べます。また音楽に合わせて伝統的な踊りを踊り、賑やかに行われます。

■ウガンダと日本の似ているところはありますか?

サ)日本の人々と同様、ウガンダでもいまや多くの人々が携帯電話を持っています。地方に住んでいる人々も携帯を持っているんです。
電気がない地域では、小さなスーパーなどに行くと発電機があるので、有料で充電できます。でも今はソーラー電気が普及しつつあり、ソーラー電気で携帯電話を充電できるサービスを有料で提供するお店も出てきました。地方の人々は、そういうところを利用して充電しています。

♪ カルロ・フェバ 「I will praise you」

■帯広の印象はいかがでしたか?

サ)私が帯広に来たのは2月11日でした。まだ雪がありとても寒かったのを覚えています。ただ、この寒さは私の人生の中で一度も経験したことがないため、もうこれ以上寒くならないでほしいといつも願っていました。
帯広の人たちはとてもフレンドリーで困った時はいつでも助けてくれます。帯広という町は本当に素敵な場所だと思いました。

■日本で驚いたことはありますか?

サ)日本のお辞儀文化に大変驚きました。どこに行っても誰と会ってもお辞儀しますよね。その時々により、深くお辞儀することもあれば、そっと頭を下げることもあります。ウガンダと全く違う文化にとても驚きました。

■楽しかったことはなんですか?

サ)今まで見たことのなかった雪を見られたことが、とても嬉しかったです。家族のために写真をたくさん撮りました。

■日本食はいかがですか?

サ)日本食はおいしいです。特にお米がウガンダのお米とは違い、粘りがあります。また魚も新鮮で、毎日おいしい食事を楽しむことができました。

■ウガンダでのJICAの活動について教えてください。

サ)JICAはウガンダにおいて道路や電力などのインフラ整備や農業技術の向上、母子保健などに関わるプロジェクトを行っています。

■研修コース「畜産物の衛生管理・品質管理」について教えてください。

サ)研修では日本における畜産食品の衛生管理システムについて学ぶことができました。畜産食品の微生物検査、肉質の分析技術など多くのことを学びました。この研修を通して得た事がダイレクトに自分の仕事に活かしていけると思いましたし、自分のスキルや知識向上に役立つと思いました。私は、マケレレ大学の獣医・動物資源・バイオセキュリティーカレッジで専門的な知識を身に付けた技術者を養成しているため、帰国後は日本で学んだ知識と技術を、講義を通して学生に伝えていきたいと思っています。また、同僚たちにシェアしながら広めていきたいと思っています。

♪ カルロ・フェバ 「I’m grateful」
 「今の自分がいることは神様のおかげです。」と歌われている。

■最後にメッセージをお願いします。

サ)ラジオをお聞きのみなさん、日本の方々はとても親切で愛情あふれる人たちです。私はみなさんのおかげで日本での生活を楽しむことができました。どうもありがとうございます。みなさんには神様を知ることの大切さを伝えたいです。神様は道であり、真実であり、人生です。
最後に研修に参加し日本について知る機会を与えてくださった日本政府、特にJICAに感謝の気持ちを伝えたいです。私にとっては新しい環境を知る貴重な機会となりました。本で読んだことしかなかった雪まで見ることができました。本当にありがとうございます。

To the listeners, I say that I have enjoyed my stay in Japan because Japanese are loving and caring people, you are really good people. And I say DOMO ARIGATO GOZAIMASU! The very important message I leave with you is to know Jesus Christ, because he is the way, the truth and the life. Without Jess Christ no one can go to heaven! Now at the moment, I thank Japanese government and JICA particular for having sponsored me to come to Japan to have and to see new environment, even to see snow. I had never seen it. I was just reading about it. Thank you so much!

■ありがとうございました!

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クリスマス・イブの1994年12月24日に開局したコミュニティーFM局。十勝に根差し、リスナーとの共感を大事に放送しています。

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