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JICA帯広研修員 - アルビンさん(フィリピン)

JICA帯広研修員

フィリピン

JAGA

この記事の投稿者JAGA

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今週は、フィリピン共和国(Republic of the Philippines)をピックアップ!

<国の位置>
東南アジアに位置する共和制国家。島国であり、フィリピン海を挟んで日本、ルソン海峡を挟んで中華民国、スールー海を挟んでマレーシア、セレベス海を挟んでインドネシア、南シナ海を挟んでベトナムと対する。フィリピンの東にはフィリピン海、西には南シナ海、南にはセレベス海が広がる。
首都はマニラ。
国名は16世紀のスペイン皇太子フェリペにちなんでいる。

<面積>
299,404平方キロメートル(日本の約8割)。7,109の島々がある。

<人口>
約9,401万人(2010年推定値、フィリピン国勢調査)

<民族>
マレー系が主体。ほかに中国系、スペイン系及びこれらとの混血並びに少数民族がいる。

<宗教>
国民の83%がカトリック、その他のキリスト教が10%。イスラム教は5%

<料理>
1899年米西戦争での勝利により統治権がアメリカに渡るまで実に約350年間、フィリピンはスペインの植民地だった。スペイン人がやってくる以前から中国との交流が盛んであり、統治下ではメキシコと清を結ぶガレオン貿易の中継地であった。その歴史的背景の影響をフィリピン料理は多分に受けている。まず祝い事の席に欠かせない、レチョンと呼ばれる豚の丸焼き。これはスペインでも祝いのごちそうだ。パンシットの麺は、中国から。さらにフィリピン人の90%以上が13世紀までにやってきたマレー系であるためか、東南アジア諸国に見られる魚醤油(フィリピンではパティスと呼ぶ)もよく使う。

<世界遺産>
各国の影響を受けながらも独自の文化を築き上げ、豊かな生態系をもつフィリピンには、8か所、登録されている。コルディレラの棚田郡、サン・オウガスチン教会、ビガン歴史地区、トゥバタハ岩礁海洋公園、プエルト・プリンセサ地下河川国立公園など。

出典・参考:外務省、ウィキペディア、地球の歩き方

今週は…
JICA研修員のアルビンさん

■よろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。

アルビンさん 以下ア)こんにちは。アルビン・ガンチェロです。フィリピンのイロイロからきました。現在マニラの貿易産業省で働いています。

■フィリピンはどんな国ですか?

ア)フィリピンは「It’s more fun in Philippine.」という言葉を売りにたくさんの人にフィリピンを訪れて魅力を知ってもらおうと頑張っています。最近ではフィリピンのビーチを楽しみに来る観光客がとても多いです。一番有名なのがボラカイ島です。聞いたことがある人もいると思いますが、日本からの観光客がとても多いです。近ごろでは中国や台湾、韓国からの旅行客も多くなってきています。また、最近では日本や韓国からフィリピンに英語を勉強するために来ている人も増えています。
フィリピンの人たちはいつも笑顔。スポーツの試合などで負けてもいつもニコニコしています。

■フィリピンの産業について教えてください。

ア)食品やバナナやパイナップル、マンゴーなど農作物を生産しており、日本はもちろんヨーロッパやアメリカに輸出しています。近年では中国への輸出が増えています。特にバナナの輸出率がとても高いです。フィリピンのドライマンゴーはとても有名ですよね。それからフィリピンにはココナッツの木がいたるところに自然に生えているため、ココナッツジュースも何杯でも飲むことができます。
輸入品としてはトルコからお花を輸入しています。お米や麦類はフィリピンで生産しているため輸入していません。

■フィリピンでは何語を話しますか?

ア)フィリピンではタガログ語を話します。タガログ語はフィリピン語とも呼ばれています。職場ではフィリピン語と英語の両方とも使います。英語もフィリピン語と同様公用語なので、ほとんどのフィリピン人は英語を理解することができます。フィリピンで話されている英語はアメリカ英語です。そのため、イギリスから来た方々は私たちの発音を理解するのが難しいようです。フィリピン語と英語では、フィリピン語の方が話す機会が多いです。特に地方に行くと大抵フィリピン語で話します。フィリピンには16の地域があり、その場所ごとに方言が異なります。北部の人たちは南部の人たちの方言が理解できませんし、西部の人たちも東部の人たちの方言が理解できません。これは、フィリピンが7,100もの島からなっている国だからだと思います。でもフィリピン語や英語という共通の言語を通してお互い理解することができます。

■あいさつを教えてください。

ア)こんにちは⇒マブハイ
   さようなら⇒パ アラム
   ありがとう⇒マラミン サラマット

♪ ノエル・カバノン 「カヒット マプティ ナ アン ブホック コ」
 「白髪になっても元気で仲良くしていたいんね」と歌っている。

■観光客におすすめの場所を教えてください。

ア)フィリピンでのお薦めの場所はもちろんボラカイ島です。首都マニラから南へ200キロのところにあります。とても人気がある場所で真っ白な美しいビーチ「ホワイトビーチ」が広がっています。成田からだとセブ島への直行便があるため、経由でボラカイ島に行くことができます。セブ島からだとボラカイ島まで飛行機でほんの3-40分くらいで着きます。セブ島もボラカイ島と同様観光に力を入れている島で、日本人観光客がとても多いです。セブ島の空港に着いたら、見渡す限り美しいビーチです。ボラカイ島もセブ島もリゾート地になっていて、スノーケリングやスキューバーダイビングができます。新鮮なココナッツジュースも飲み放題、ココナッツの中の実も食べ放題です。
フィリピンは美しいビーチの他に火山がとても有名です。7,100もの島の中で一番大きい島、ルソン島(首都マニラがあります)には「タガイタイ」という町があり、湖に映る火山の景色を楽しむことができます。中でもマヨン火山という活火山は美しい三角形が魅力的です。

■おすすめのシーズンはいつですか?

ア)3月から6月の夏季です。この時期は雨がほとんど降りません。観光客は12月から2月の冬に来る人が多いです。日本や中国だとお正月休みを使ってくるようです。12月から2月だと雨季にあたりますが、そんなに雨は降りません。

■フィリピン料理について教えてください。

ア)「アドボ」はフィリピンの人たちが大好きな料理です。鶏肉や豚肉を醤油とビネガー、にんにく、生姜、黒胡椒で煮込んだ料理です。肉以外にもニンジンや玉ねぎ、ニンジンなどの野菜も一緒に煮込みます。このお肉はチャーハンの様に炒めた料理に加えたり、サンドイッチの材料としても使われます。また、フィリピンは海に囲まれた国なので魚やエビなど様々な種類の海産物が獲れます。特にフィリピン南部ではマグロが多く獲れ、日本にも輸出しています。フィリピン近郊で獲れた海産物は日本料理の刺身を真似た「キニラウ」という料理に使われます。これは日本の刺身みたいな感じで生の海産物をビネガーに漬けてマリネとして食べます。最近では日本食の人気が高まっていることから、ビネガーではなく、醤油(特にキッコーマン)とワサビで食べる人も増えています。またお寿司もよく食べます。フィリピンには、日本食レストランがとても多く、照り焼きやすき焼きなども気軽に食べられますし、吉野家もあるので牛丼も食べられますよ。

■おすすめの飲み物はなんですか?

ア)フィリピンには「ランバノグ」というアルコールがあります。ウォッカのような蒸留酒で、ココナッツの樹液から作られます。熟成したランバノグであればアルコール度数が最低で50度、高くて90度くらいはあります。火を近づけると燃え上がります。通常ピュアなランバノグをストレートで飲みます。テキーラのように一気飲みはせず、ちょっとずつ飲みます。最近ではその人気の高さから様々な種類のランバノグが誕生しています。ボラカイ島ではマンゴーやジャックフルーツなどトロピカルフルーツの香りをつけたランバノグも登場しています。身体に良いということで、ランバノグを飲むことを習慣としている地域もあります。私も毎日飲みます。ランバノグは他のアルコールよりも度数が高いので、テキーラやウォッカのように、強いと言われているお酒がジュースのように感じられます。その他、フィリピンと言えばフレッシュココナッツジュースは絶対お勧め。フィリピンに行くことがあれば絶対飲んだ方がいいです。新鮮なココナッツのジュースは本当においしいです。現在コカコーラではフィリピンのココナッツジュースを使ったソフトドリンク「one(ワン)」という製品をアメリカで発売していて、とても人気があります。

■どんなスイーツがありますか?

ア)フィリピンのスウィーツと言えば「ハロハロ」です。「ハロハロ」は元々日本のかき氷を真似たデザートです。でも「ハロハロ」には、コンデンスミルクや砂糖がたくさんかかっていて、一番上には様々な果物がのせてあります。「ハロ」は「混ぜる(ミックス)」という意味があり、全ての材料を混ぜ合わせて食べることから「ハロハロ」という名前がついています。果物が変わると味も変わります。ジャックフルーツや、ヤム芋、ココナッツなど本当にたくさんの種類の果物を選ぶことができます。スペシャルなハロハロはココナッツの実を器代わりにして、かき氷を入れてアイスクリームを入れます。ハロハロが売られているお店はどこに行ってもあるので気軽に食べることができます。

■フィリピンといえば、マンゴーが有名ですね。

ア)私はパナイ島のイロイロという街に住んでいます。このイロイロの近くにマンゴーで有名な島、ギマラス島があります。イロイロからフェリーで15分くらいです。そこで収穫されているギマラスマンゴーがとても甘くて美味しい。日本やアメリカ、オーストラリア、ペルーに輸出しているマンゴーのほとんどがこのギマラスマンゴーです。ギマラス島はとても小さな島で、マンゴーは海辺で作られます。サンゴなど自然の鉱物を含んだ土がおいしいマンゴーを作りだします。ギマラス島ではマンゴーの他、マンゴーハーブやマンゴーアイスクリームも売られています。マンゴーは時期的なものなので、いつもおいしいマンゴーが収穫されているとは限りません。収穫時期になるとマンゴー農園ではマンゴーの食べ放題企画や、マンゴーフェスティバルも開催されます。十勝でもハウスでマンゴーを作っていると聞きました。寒い地域でマンゴーを作るのは手間と時間もかかりとても大変なことだと思います。

■有名人を教えてください。

ア)ボクシングの世界チャンピオン マニー・パッキャオは日本でも知っている人がいるかと思います。現在は政治家として活動しています。それから、2013年のミスワールド世界大会で栄冠を獲得したのはフィリピン代表のミーガン・ヤングさんです。フィリピン人は過去にスペイン、アメリカ、日本に植民地化されていたことから、様々な人種が混ざり合っており、その結果美しい女性も多いのだと思います。また、フィリピンの女性は、美を追求している人がとても多いと思います。髪や肌のお手入れなどいつも気にしています。

■フィリピンの一般家庭について教えてください。

ア)フィリピンでは男性が料理をします。私も、家では毎日料理します。そんなに複雑な料理はしませんが、煮たり、炒めたりして家族のために料理しています。事実、フィリピンでは男性の方が女性よりも料理が上手な人が多いです。たぶんそれは、男性の方が国内外さまざまな場所に行く機会が多くそれぞれの土地の味を知っていることが言えると思います。私も海外に行く機会が多く、各国の料理を食べ比べしては調理方法を学んでいます。フィリピンでは男女問わず、小さい頃からお母さんやお父さんから料理の基本的な方法、材料や調味料の使い方などを習うため、食に興味があると思います。

■どんなお祭りがありますか?

ア)フィリピンには様々なお祭りがあります。特に1月に開催されることが多く、イロイロという街では「ディナグヤン」というお祭りが開催されますし、カリボという街では「アティアティハン」、セブ島では「シヌログ」というお祭りが行われます。これらのお祭りは原住民のお祭りとキリスト教のお祭りを合わせて祝っているもので、参加する人たちは、フィリピンの原住民を表すために顔を黒く塗り、手には小さなキリスト像「セント ニーニョ(幼いキリスト)」を持って街中を踊りながらねり歩きます。毎年いくつかのチームが参加し、踊り・衣装・フェイスペインティンが審査され、一番美しいチームが選ばれます。各地域で審査が行われた後、首都マニラでコンテストが行われ優勝したチームはニューヨークに行くことができます。このように、フィリピン人はダンスと歌が大好きです。街にはいたる所にカラオケやクラブがあります。また、アメリカのテレビ番組「アメリカンアイドル」に出場するフィリピン人もとても多いです。ジェシカ・サンチェス、シャーリースなどアメリカで活躍している歌手もいます。

■人気のスポーツを教えてください。

ア)フィリピンには伝統的なスポーツがありますが、バスケットボールが盛んです。バスケットはサッカーのように広い場所がなくても試合する事ができます。そのため、サッカーよりも人気があります。昨年度行われたアジアバスケットボール選手権では日本に次いで2位でした。また、海外で活躍しているバスケットボールプレーヤーもいます。

♪ MYMP(エム・ワイ・エム・ピー)「A Little Bit」

■帯広の印象を教えてください。

ア)帯広はとても美しい場所です。別な研修で東京に行ったことがありますが、東京の人よりも帯広の人の方が、心が暖かいなと感じました。

■日本で驚いたことはありますか?

ア)気候です。雪が降るくらい寒い環境には慣れていません。1月に行われた氷まつりには、私ともう1人のフィリピン研修員だけ寒さを恐れ参加することができませんでした。事実氷祭りに行った研修員は一同震えあがって帰ってきました。また、十勝の美しい景色に驚きました。特に山の美しさは最高です。

■日本食はいかがですか?

ア)刺身が新鮮でおいしいですし、牛肉や牛乳がとてもおいしいと思いました。フィリピンでは牛乳を生産しておらず、ほとんどの乳製品はニュージーランドとオーストラリアから輸入しています。

■フィリピンでJICAはどんな活動をしていますか?

ア)昨年11月に発生した大型台風により、フィリピンは大きな被害を受けました。その際国際緊急援助隊医療チームが救援活動を行ってくれました。派遣された方々は皆タガログ語で会話することができ、人々の心のケアをしながら活動していました。
現在JICAはフィリピンで電気や道路、上下水道、高速道路、橋などの整備を行っています。様々な場所でJICAが活動しているため、フィリピンのほとんどの人たちがJICAのことを知っています。私が働いている部署にはJICAのコンサルタントがいますし、今後将来的には私自信もJICAと関わった仕事をする予定です。

■どんなお仕事をしていますか?

ア)フィリピンで獲られている海産物や生産されている食品の輸出を促進するための仕事をしています。

■研修コース「農業地域における経営力、マーケティング強化による地場産業振興(B)」について教えてください。

ア)研修では中小企業の経営やマーケティングについて学ぶことができました。今回の研修で学んだことを活かし、これまでフィリピンで実践してきたことを改善し、また、研修で学んだことを実際にフィリピンでも行いたいと思っています。

♪ ノエル・カバノン 「ピナイ Pinay (Filipina)」

■最後にメッセージをお願いします。

ア)JICAと帯広のみなさんに感謝しています。帯広での研修で多くのことを学びました。帯広は本当に美しい場所です。機会があれば、是非フィリピンにも来てください。美しいビーチで泳ぐこともできますし、おいしいトロピカルフルーツを堪能できます。何をするにも楽しさいっぱいです。

I would like to give this opportunity to thank JICA people and also Obihiro people for inviting us here. We learnt a lot from training and you have very beautiful place. yes, very beautiful place. If there is a chance, you can also visit our country, Philippines. You can swim our beautiful beaches and have some tropical fruits like mango, pineapple, and banana. It’s very abandon in our country.

■ありがとうございました!

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クリスマス・イブの1994年12月24日に開局したコミュニティーFM局。十勝に根差し、リスナーとの共感を大事に放送しています。

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