DJ INDEXDJインデックス
折衷朝-Setchucho-
雑記
この記事の投稿者湖西しーた
今日は祝日、春分の日だ。
私達を苦しめた冬将軍も、そろそろ郷に帰って鎧の手入れを始めるのではなかろうか。
それはそうと、今朝はとてもすっきりと目覚めることができそうだった。
こんなに眠気が尾を引かない朝は久々だ。
目を開けて、伸びをするところまではめちゃくちゃ最高だった。
脹脛を攣った。
それはもう盛大に攣った。
数秒前まで呑気に「う~んいい朝」などと抜かしつつ爽やかな気分でいたのに、急転直下の激痛に「お゛ッッ……!ガァッ…!」しか言えない。
ゾンビの呻き声みたいな音しか、出ない。
デッドライジングかよ。
同居しているチンチラが、飼い主の急な苦悶に怯えて鳴き出した。
泣きたいのはこちらだ。
チンチラよ見ないでくれ。
ベッドの上で、ひっくり返った芋虫めいたもがきを続ける飼い主を見つめないでくれ。
しかし不思議と脳の隅は冷静で、「やれやれ、とんだ祝日の始まりだぜ」とか考えていた。
良いニュースと悪いニュースがある。
良いニュースから教えてやろう。
間もなく、待ちに待った春が来る。
悪いニュース?
その始まりを素直に喜べないほど、脚が痛んでるってことさ。
やがて実時間にして僅か2分、体感時間10分ほどの苦しみが去った。
厳しい冬を乗り越えれば春が訪れるように、激痛もいつか和らぐのか。
それを知らせるために、わざわざ今日この痛みはやって来たのか。
それとも単に最近、身体を動かしていないからか。
後者でしかない。
私はやっと起き上がり、チンチラに餌をやる。
あーあ。
運動しよう。
このページをシェアして友達に教えよう!
https://jaga.fm/dj_detail.php?id=11295