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雑草魂! 元 東京農業大学教授 伊藤捷夫さん
遊ぼう!十勝
この記事の投稿者JAGA
今日は明日19日午後7時~8時30分札内福祉センターで
講演会「身近な雑草から十勝の植物多様性について考える」
が行われるということで、講演者の元 東京農業大学オホーツクキャンパス教授、伊藤捷夫(いとう かつお)さんにお越し頂きました。ありがとうございました。
生物産業学部で教鞭を執っていた伊藤さん。
生物産業学部は、農学部とほぼ同じだそうです。
生物を利用して食品に加工したり、
農業に活用したりする、そんな学問だとのこと。
雑草とは何か?
雑草という植物がそもそもあるわけではなく、
「人間が作る農業の作物」に対する、意図しない邪魔な植物が雑草ということなんですね。畑だけではなく、空き地や道路脇にも見ることができます。
例えばじゃがいも栽培で、秋に収穫されずに畑の中に残ったとします。小麦を育てようと思ったら、その畑からじゃがいもの芽が出た。これも雑草になってしまいます。
畑には150種類程の雑草があるそうで、その内、特に多いのはイノタテ、タニソバ、ハコベ等50種類程だそうです。
子どもの頃、植物で遊びましたか?
笛にしたり、舟にしたり、子供にとっても雑草ではないかもしれませんね。
昭和40年代まで十勝にも水田がありました。
その水田由来の雑草もヒエなど20種類程あるそうです。
日本古来の作物は10種ほどしかないそうです。
ですからその他は大陸等からやってきた自然帰化植物。
その作物に混ざって、イヌビエやイヌダテもやってきたんですね。
江戸末期から明治以降は自然帰化植物が多くなります。
外にある40~50%が外来植物で、
戦後200種をこえているそうです。
交易が盛んになると、種子の行き来も盛んになるんですね。問題もいろいろありますが、本来の場所と違う場所で力強く生きている雑草。
そう思うとなんだか少し愛おしくも見えます。
雑草魂!!
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