16

77.8MHz FMラジオ局 ジャガ

帯広から全国、全世界に発信!77.8MHz JAGA

サイトマップ
  1. HOME
  2. 青年海外協力隊OG - 佐藤さ…
  3. 青年海外協力隊OG - 佐藤さ…

PROGRAM BLOG番組ブログ/

青年海外協力隊OG - 佐藤さおりさん(メキシコ)

その他

メキシコ青年海外協力隊シニア海外ボランティア

JAGA

この記事の投稿者JAGA

  • 5094

今週は、メキシコ合衆国(United Mexican States)をピックアップ!

<国の位置>
北アメリカ南部に位置する。
北にアメリカ合衆国、南東にグアテマラ、ベリーズと国境を接し、西は太平洋、東は大西洋とカリブ海のメキシコ湾に面する。

国名のメキシコは、アステカの言語ナワトル語で、「メシトリの地」という意味。メシトリは、アステカ族の守護神で「神に選ばれし者」という意味がある。

※近年、日本のアニメーションや武道等の日本文化の影響により日本語学習者が増加している。また、子供に日本語を教えたい親が増加している。

<面積>
197万平方km (日本の約5倍)

<人口>
1億123万人 (2010年国勢調査)

<言語>
公用語:スペイン語

<宗教>
カトリック (国民の約9割)

<気候>
メキシコは北半球にあり、暑い時期や寒い時期は同じ。
5~10月は雨季となり、11~4月が乾季。雨季には、昼間晴れていても夕方に雷雨に遭うというのが一般的だが、雨が降り続くということもある。また、年によってハリケーンが襲来し、カリブ海やメキシコ湾岸に被害が出るケースもある。メキシコ・シティなどの高地やロスカボスなど砂漠に囲まれたエリアは、昼と夜の寒暖の差が激しい。

<特産>
主な農産物は、とうもろこし・さとうきび・トマト・アボカド・オレンジ・レモン・コーヒー等。とうもろこしは世界第4位の生産量を誇る。また、アボカドは世界1位の生産量(FAO:2008年)。主な輸出品であるビール、トマト、香辛料の輸出額は、それぞれEUに次いで世界2位(FAO:2006年)。ビールには、コロナ・テカテ・ソル・ビクトリア・ドスエキスがある。

<食文化>
辛いメキシコ料理は、世界的に人気があり、特にアメリカではアメリカ風に独自にアレンジされたタコスやブリトーがファストフードとして広く普及しているが、それらはテックス・メックス(Tex-Mex)と呼ばれ、メキシコ国内ではそれほど普及していない。主食はトルティーヤ。基本的に豆やとうもろこし、鶏肉を使ったメニューが主体で、他に米やシーフード、牛肉なども使われることが多く、単純に見えて繊細な味が人気の理由のひとつとされる。
海に囲まれた国のためシーフードも豊富で、魚やエビなどを使った料理も多く、特に日本にとってはエビの大きな供給源として知られる。またテキーラの一大産地として有名。

<教育>
メキシコの教育制度は、小学校6年間、中学校3年間、高校3年間の6・3・3制で義務教育は中学校まで。15歳以上の国民の識字率は91%(2004年)。

<タブー>
人前で酔っ払うことは恥ずかしいこととされる。
また、路上や公園など公共の場所での飲酒は禁止されている。

<観光>
カンクンやロスカボスなどのビーチリゾートで注目を集めるが、魅力的なところが多い。サボテンが林立する砂漠や深い緑のジャングルなどワイルドな自然の中で冒険気分を味わったり、コロニアル風の建物が立ち並ぶ瀟洒な街を散策したり、トルテカとマヤ文明が融合した古代都市やテオティワカンの遺跡で歴史の神秘を体感したり…。
2012年12月21日は、マヤ暦で新しい時代の始まりといわれている。

出典・参考:外務省HP、ウィキペディア、地球の歩き方

今日のゲストは…青年海外協力隊OGの佐藤さおりさん

■佐藤さんは、2003年12月から青年海外協力隊に参加。2年間メキシコで「村落開発」という職種で活動され、現在はJICA北海道(帯広)で研修員の受け入れや広報の仕事を担当されています。それでは、よろしくお願いします。

佐藤さん 以下佐)よろしくお願いします。

■メキシコは日本の5倍という大きな国です。気候も地域によって違うんですか?

佐)北は雪が降るところもありますし、南はイメージするようなメキシコで、カリブの海ときれいな砂浜が広がっているようなところがあります。山岳部へ行きますと雪が降るとても寒い地域があって、そこでは毛糸の帽子を被って生活しています。

■メキシコでの食事について教えてください。

佐)主食はとうもろこしが原料のトルティーヤを食べますね。そして、とにかくすべてが辛い。おいしいんですが、辛いんです。サルサには辛さの種類がいろいろあるんですが、最初の頃はどれを食べても辛くて、1ヶ月くらいは辛さとの戦いでした。

■サルサっていうのはメキシコでは欠かせないものなんですか?

佐)そうですね。どこの家庭でもだいたい3、4種類のサルサがテーブルの上にあります。辛さの種類もですが、赤いサルサ、緑のサルサ、ワカモレというアボカドのサルサなどがあります。

■ワカモレもサルサなんですね。おいしいですよね~。

佐)そうなんです。おいしいですよね。作り方を覚えたかったんですけど、あまりにもいろんな作り方があり過ぎて2年間では覚えきれませんでした。

■お肉は鶏肉を食べることが多いと聞いたことがありますが?

佐)そうですね。炒めたり焼いたりしてトルティーヤで巻いてタコスとして食べます。牛肉の場合もありますが、あまり豚肉は食べません。

■海が近い地域ではいかがですか?

佐)やはりシーフードを食べますね。

■ビールはコロナが有名ですね。

佐)はい。やはりコロナのびんにはライムを入れて飲みます。

■テキーラも有名ですが、テキーラは…

佐)おいしいです!いろんな種類があるんですよ。日本酒と同じように純度の高いものは本当においしいですし、安いものは合成テキーラのようで、次の日の調子があまり良くないですね…(笑)

■ボトルにも個性がありそうですね?

佐)ありますね。メスカルという南部で飲まれているテキーラには虫が中に入っています。虫が入っていることでテキーラの純度が高いということを表しているんです。見た目はあまりきれいではないんですけど、おいしいのでぜひ試してみてください。

■メキシコでは、公の場所で酔っ払ってはいけないということですが…?

佐)そうなんです。人前で酔っている姿を見せることは恥ずかしいことです。特に女性は気をつけなければなりません。道路や公園などのオープンスペースでの飲酒は認められていません。

■日本のお花見のようなシチュエーションはありえないわけですね?

佐)そうですね。村などに行けば、お祭りなどで飲むことはありますが、街の方ではありえません。

■言葉はいかがですか?スペイン語にはすぐに慣れましたか?

佐)協力隊に合格して、初めてスペイン語を勉強し始めて、訓練所で3ヶ月ほど勉強しますので、そこでようやく生活できるレベルになれるかなという感じでした。現地に行ってからの3ヶ月くらいは、何を言っているのかわからない日々が続きましたが、あるとき急にわかるようになりました!

■では、話すということに関してはいかがですか?

佐)自分の言いたいことを言えるようになるには半年くらいはかかりましたね。

■日本の教育システムですと、今までは中学・高校と6年間ほど英語の勉強をしてきましたが、話せる人がたくさんいるかというと微妙なところがあります。訓練所の3ヶ月ってすごいですね。

佐)訓練所というのは、合宿形式で、朝8時30分から午後3時くらいまで、ず~っと語学の勉強をします。毎日びっちり勉強しますと、覚えざるを得ない状況になります。途中で試験もありまして、あまりにもヒドイともう1度受けることにはなりますが、ちゃんと訓練を受けていればだいたい試験には通りますね。新しいことを覚えるというのは楽しかったです。

■言葉に対する不安は払拭されて、任地に出発するわけですね?

佐)払拭はされてはいないですね(笑)。でも、同じような仲間が訓練所にいるから、頑張れるというところがありました。あとは、行けばなんとかなるっていう気持ちです。

■訓練所から派遣の流れというのはどのような感じになっているのですか?

佐)現在の青年海外協力隊の場合は70日間の訓練を受けて、現地に向けて出発します。現地に着いてからも最初の1ヶ月は現地の語学訓練をしますので、すぐに配属先へ行かされるというわけではありません。

■その国に慣れる期間もあるんですね。でも、仲間と離れるのは寂しいですね。

佐)いよいよ配属先へ向かうというときには不安もありましたが、いざ行きますと迎え入れてくれる現地の人たちがいますし、そこでやっていくしかない!という度胸もつきます。メキシコ人は親日家の人たちが多かったので、日本人に優しいですね。

♪「シエリトリンド」

■どんな曲ですか?

佐)メキシコの人であれば、誰もが知っている曲です。愛国心を表してもいますが、サッカーの試合でメキシコが勝つと、みんなで肩を組んで歌っています。タイトルを直訳すると、「美しい空」となって女性の美しさを称えた歌でもあります。

■佐藤さん自身、ボランティアに参加されて、一番「良かったな」と思ったのはどんなことですか?

佐)それまで未知の国だったメキシコに友達ができたことですね。アミーゴス、アミーガスがたくさんできて、帰国して8年ほど経つ今でも、彼らとは連絡を取り合ったりしています。

■現在海外ボランティアを募集中ですが、募集年齢や職種などを教えていただけますか?

佐)青年海外協力隊は20~39歳まで、シニアボランティアは40~69歳までの方が応募いただけます。ですから、どなたにでもチャンスはあるということです。

■1番の条件といいますと、健康ということになりますか?

佐)そうですね。日本のように医療関係が整ったところに派遣されるということはありませんので、普段から健康であるというのが条件となります。

■健康というのをクリアしたとして、次は自分に何ができるのか?ということになりますが…

佐)だいたい120ほどの職種があります。農業分野で野菜作りを教える、医療分野の看護士、理科の先生といった専門的な職種もありますが、手に職がなくても応募できるものもあります。それは、「コミュニティ開発」という職種です。この職種は、国や地域によって要望が違います。でうから、要請の数だけ違うボランティアが求められます。今回の要請では、「コミュニティFMで楽しい番組を作る」というものがありました。

■あら、私も行けそうですね。どんな方にも合う職種がありそうです。まずは、JICA北海道(帯広)にお問い合わせいただきたいですね。

佐)職業に特化しなくても、お料理が好きな方は料理という職種、手工芸もあります。スポーツ分野では剣道というのもあります。海外ボランティアに興味のある方は一度ご相談ください。

■2年間のボランティアとなりますと、お金の心配もあるかと思いますが…

佐)そうですね。渡航費についてはJICAが負担します。2年間の生活費は、給料という形ではありませんが、国内積立金というものがありますので、帰国してお金がまったくないということはありません。現地での生活費についても、それぞれの国の生活水準に合った額がドルで支給されますので、手出しで生活をするということもありません。心配はありません。

■心構えとして何かありますか?

佐)任地が先進国ではありませんので、「これがあって当然」という気持ちで行くと自分が大変な思いをします。ですから、「無くて当然」「あったらラッキー」というポジティブ思考で行くと、ちょっとしたことも喜びに変わると思います。

■派遣国の希望というのは出せますか?

佐)出せます。ただ、希望が叶うかどうかはなんとも言えません。私は、当時「村落開発」という職種だけで、国についての希望はありませんでした。合格したときに、メキシコだとわかりサプライズを味わいました。メキシコは英語圏ではないので、勉強しなくちゃいけないなとは思いましたが、楽しみだという気持ちが強かったです。

■アフリカには公用語が英語という国もありますが、訓練は英語ですか?

佐)はい。でも、現地の言葉もありますので、派遣されてから現地の言葉を覚えるということもあります。言葉ができなければ、生活が難しいですのでなんとかできるようにはなるものです。

■そうですね。OB・OGのみなさんがそうおっしゃいますので、そうなんですね。生活に関わる場合は、なんでもできるようになるものですね。最後に、アドバイスなどお願いします。

佐)海外ボランティアは敷居が高いような感じがするかもしれませんが、私自身が経験をしてみて、今でも繋がっている友達ができましたので、本当に良い経験ができたと思っています。興味のある方は説明会にまずはお越しください。

■ありがとうございました!


10月1日からJICA海外ボランティア《青年海外協力隊・シニア海外ボランティア》を募集中です。

≪体験談&説明会≫

10月14日(日)
シニア海外ボランティア 10:00~12:00
青年海外協力隊     14:30~16:30
場所:JICA帯広国際センター
    帯広市西20条南6丁目1-2

募集要項の配布、派遣までの流れ・待遇等の説明、帰国ボランティアの体験談の発表などを行います。
参加者の年齢は不問で入場無料・予約不要、途中入退場自由です。
 
今回の募集の締切りは、11月5日。
詳しくはJICA北海道(帯広) 0155-35-1210、またはHPで!

このページをシェアして友達に教えよう!
https://jaga.fm/pg_detail.php?id=2564

JAGA

クリスマス・イブの1994年12月24日に開局したコミュニティーFM局。十勝に根差し、リスナーとの共感を大事に放送しています。

more
----------

INFORMATIONお知らせ・プレゼント

----------

PICKUP TOPICSオススメピックアップ!

JAGA.FMホーム