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JICA帯広研修員 - ラフロンドさん(ベナン)
JICA帯広研修員
ベナン
この記事の投稿者JAGA
今週は、ベナン共和国(Republic of Benin)をピックアップ!
ベナンは、ブードゥー教の聖地、奴隷貿易の史跡、アフリカ唯一の水上集落、世界遺産の王宮跡など、たくさんの見どころがある国。また、乾季(12月~5月)には、国立公園で野生動物を観察することもできる。治安がよいこともあり、欧州を中心に毎年多くの観光客が訪れる。
<国の位置>
西アフリカに位置する共和制国家。
南北に長く、西にトーゴ、北西にブルキナファソ、北東にニジェール、東にナイジェリアと接し、南は大西洋のギニア湾に面する。
首都…ポルトノボ(人口最大の都市はコトヌ)
<面積>
112,622平方キロメートル(日本の約3分の1)
<人口>
920万人(2010年、世銀)
<民族>
フォン族、ヨルバ族(南部)、アジャ族(モノ、クフォ川流域)、バリタ族、プール族(北部)、ソンバ族(アタコラ山地、トーゴ間)等46部族
<公用語>
フランス語
<宗教>
伝統的宗教、キリスト教、イスラム教
<気候>
ベナン湾一帯は高温多湿の熱帯雨林気候で、雨期は4~6月と9月下旬~10月下旬の年2回。中部はサバナ気候、北部日中気温46℃に達することもある乾燥気候。
<主要産業>
農業(綿花、パームオイル)
出典・参考:外務省HP、ナショナルジオグラフィックHP、ゾマホンドットコム
今週は…
JICA研修員のラフロンドさん
■自己紹介からお願いします。
ラフロンドさん 以下ラ)はじめまして、ラフロンドです。ベナンのアタコラドンガからです。仕事はエンジニアです。JICAの研修員です。コースは農民主導です。どうぞよろしくお願いします。
♪ベナンの大御所・GGビッキー「グラーラ トゥア プップ アフリカン」
フランス語で「アフリカの民に幸あれ」と歌っている。
■普段は何語を話していますか?
ラ)ベナンではフランス語が公用語として使われています。私はナゴ族で、家族とはフォン語を使って会話します。
■フランス語のあいさつを教えてください。
ラ)こんにちは⇒ボンジュール
さようなら⇒オヴォワ
ありがとう⇒メルシー
■フォン語のあいさつを教えてください。
ラ)こんにちは⇒エカゴ
さようなら⇒オダボ
ありがとう⇒エチェー
■ベナンで訪れてほしい場所はありますか?
ラ)ウィダーという町にある「帰らずの門」です。この町は奴隷貿易時代に貿易の拠点として栄えました。悲しい植民地時代を思い起こさせる場所です。植民地時代に他の国に渡って行った祖先、独立のために戦った人達の努力と犠牲を知るために、ぜひ訪れてほしい場所です。
■「帰らずの門」以外の場所はいかがですか?
ラ)動物が好きな人にはパンジャリ国立公園がお勧めです。ベナン北部、ブルキナファソとの国境付近一帯にある公園で、サファリカーに乗ってゾウやライオン、ワニなどたくさんの野生動物を見ることができます。
■ベナンのお祭といいますと?
ラ)ゲレデ・フェスティバルは必見です!このお祭は、母親への感謝や女性への尊敬を伝えるために、木でできたマスクをつけた3~4人の男性が音楽に合わせて踊り、女の人を楽しませます。2001年にはユネスコの無形文化財として登録されました。
■食べ物について教えてください。
ラ)トウモロコシ、ヤムイモ、キャッサバ、豆類の4種類の穀物が主食として食べられています。トウモロコシやヤムイモの粉をお湯で溶いて練ってお餅状にしたものを、スープなどのおかずと一緒に食べます。ベナン南部ではトウモロコシ粉を使った「ウォー」、北部ではヤムイモ粉を使った「アグー」をよく食べます。ヤムイモを使ったアグーの方がネバネバしています。
■おやつを紹介してください。
ラ)ピーナッツを使ったお菓子「クリクリ」はみんな大好きです!レシピは簡単。つぶしたピーナッツをお砂糖と混ぜて丸めて揚げるだけです。
■ベナンへの旅に興味がある方にアドバイスをお願いします。
ラ)日本の人たちは、一つの国には一つの民族、一つの文化が当たり前だと思っているかもしれません。ベナンでは、一つの村にそれぞれ違う民族、言葉、文化があり、おおざっぱに分けても40以上の民族が暮らしています。ベナンに来たら、ぜひベナンという一つの国の中にある、様々な文化を見てください。また、違う文化を持った人たちが、お互いの違いを受け入れて仲良く暮らしている姿も見てください。
♪スングラム・ミュージック「トゥア キビィエン デ ネトゥワ」
赤ちゃんが生まれて嬉しい気持ちを歌っている。
■どんなお仕事をしていますか?
ラ)農務省で農業普及員として働いています。新しい知識や技術を、農家の人が分かりやすいように教えています。農家の人からデータを集めて、見本となるような技術などがあれば、その技術を他の農家に教えたりもしています。
■週末はどんな風に過ごしていますか?
ラ)だいたい寝ています(笑)。週末はゆっくり休みたいですからね。でも、奥さんが旅行好きなので、一緒に国内の観光地に旅行するのも好きです。
■約1ヶ月の滞在ですか、帯広の印象を教えてください。
ラ)初めての日本だったので、見るものすべてを楽しむことができました。帯広の街はどこに行ってもとてもキレイ。ゴミが落ちていませんし、どこに行っても花が咲いていました。
■日本で最初に学んだことは何ですか?
ラ)日本語です。あいさつと自己紹介ができるようになりました。もう少し長く滞在してもっとたくさんの日本語を勉強したかったです。
■ベナンと日本の違うところはどこですか?
ラ)日本人はみんな一生懸命働いていて、怠ける人が1人もいないこと。ベナンではみんなもうすこしゆったりと暮らしています。
■日本でチャレンジしたいことはありますか?
ラ)JICAでは、私たち研修員が日本の文化を楽しめるように、着物や華道、お茶などのアクティビティーを週末に用意してくれています。今一番楽しみなのは日本食の料理。山菜を使った天ぷらを作るそうです。日本の食事はなんでもおいしいので、きっと天ぷらもおいしいと思います。
■研修前からJICAのことを知っていましたか?
ラ)はい。昨年度エジプトで開かれたJICAの研修に参加しました。ベナンを含むアフリカ13カ国で稲作を広めていくための技術を学ぶプロジェクトで、4月から9月までの5ヶ月間、アフリカ全土からの研修員と一緒に技術を学びました。アフリカではお米を食べる人がどんどん増えている一方、供給が足りていません。この研修で学んだ技術はベナンの稲作普及のために伝えています。
■帯広での研修はいかがですか?
ラ)この研修コースは、農業普及員のためのコースです。農家の人達が積極的に新しい方法を取り入れていくためには、どうやって技術を伝えていったらいいのかを学びました。参加型のアプローチや農家向けの勉強会、実際のフィールドを使った学校の開催など、色々な方法を学ぶことができました。
■帰国後、研修をどう生かしますか?
ラ)今回の研修では、私たち普及員が農家の方々とどう向き合っていったらいいか学ぶことができました。彼らと良い関係を築いていくことが、技術を伝えていくためにとても重要なことだと気付かされました。ベナンに帰ったらまず、研修で学んだ技術と知識をまとめ、一緒に働いている普及員に伝えたいです。わたしが日本で学んだ方法を使って、みんなそれぞれの担当の地域に農業技術を広めていきます。
■最後にメッセージをお願いします。
ラ)リスナーのみなさん、ありがとうございます!
The listeners of this radio, I grad all listeners. Thank you.
♪「ジュ トゥ レブォア エトゥワ」
■ありがとうございました!
ラフロンドさんは先週ベナンに帰国。研修のまとめをしている頃でしょうか。
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JICA北海道(帯広)HP
http://www.jica.go.jp/obihiro/event/index.html#a0622-01
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