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JICA帯広研修員 - コンバさん(タンザニア)

JICA帯広研修員

タンザニア

JAGA

この記事の投稿者JAGA

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今週は、タンザニア連合共和国(United Republic of Tanzania)をピックアップ!

東アフリカ最大の国タンザニア。
雄大な自然と様々な野生動物が見られ、毎年移動時期には平原を横切るヌーやシマウマの大群が見られる。北東部にはアフリカ第一のキリマンジャロ山があり、北部にはアフリカ第一のビクトリア湖、西部にはアフリカで最も深いタンガニーカ湖がある。また美しいビーチも多く、とくにザンジバルは、のんびりと過ごすには魅力的なリゾート地である。

<国の位置>
東はインド洋、北はケニア、ウガンダ、西はコンゴ民主共和国、ルワンダ、ブルンジと、南はザンビア、マラウィ、モザンビークの8カ国と国境を接する。

首都…ドドマ
(ダルエスサラームに、政府官庁が存在するなど、事実上の首都機能を有し、経済面でも中心となっている)

<面積>
94.5万平方キロメートル(日本の約2.5倍)

<人口>
4,484万人(2010年:世銀)

<民族>
スクマ族、マコンデ族、チャガ族、ハヤ族等(約130)

<宗教>
イスラム教(約40%)、キリスト教(約40%)、土着宗教(約20%)

<気候>
内陸部は、平均高度1200mの高原地帯で、平均気温は20℃前後、1日の気温差は激しく、朝夕は冷え込み、セーターが必要となる。6~9月にかけて雨は ほとんど降らない。
ダルエスサラームのある海岸地帯(沖合いの島を含む)は、平均気温と湿度が高く、3~5月が大雨期、11~12月が小雨期となって いる。12~3月は、特に蒸し暑い。

<主要産業>
農業がGDPの約25%。農業従事者は労働人口の約68%。(コーヒー、サイザル麻、茶、綿花等)

出典・参考:外務省HP、ナショナルジオグラフィックHP、タンザニア大使館HP

今週は…
JICA研修員のコンバさん

■よろしくお願いします。
まずは、自己紹介をお願いします。

コンバさん 以下コ)こんにちは、コンバです。タンザニアから来ました。ICT(情報通信技術)コースで研修を受けるために日本に来ました。どうぞ、よろしくお願いします。

■普段は何語を話していますか?

コ)タンザニアの公用語はスワヒリ語と英語です。普段はスワヒリ語、オフィスではスワヒリ語と英語を使います。地方に住んでいる人で、特にお年寄りは今でもその土地の言葉を話します。わたしはンゴニ族なので、祖父母と話す時は「ティワオーネー」と、ンゴニ語で挨拶をします。

■スワヒリ語のあいさつを教えてください。

コ)こんにちは⇒ジャンボ
   さようなら⇒クワへリ
   ありがとう⇒アサンテ
   ンゴニ語のこんにちは(How are you)⇒ティワオーネー
※ンゴニ族はタンザニアの他の部族と異なり、挨拶をする時におじぎをします。

♪ンバラカ・ムィシェン(タンザニアの大物歌手)
  「エクスポ '70」
 1970年に大阪で開催された大阪万博に出展したタンザニア館のテーマソング。

■タンザニアはどんな国ですか?

コ)タンザニアは自然に恵まれた平和な国です。河や湖、山など、自然はどこも非常に美しく、人々を感動させます。国立公園がたくさんあることも特徴です。湖ならタンガニカ湖やビクトリア湖、山ならキリマンジャロやンゴロンゴロが世界的に有名な観光地です。

■タンザニアの自慢をしてください!

コ)平和と優しさを誇りに思っています。タンザニアには120以上の部族が生活し、それぞれ独自の文化を持っていますが、お互いを尊重し助け合って共存しています。

■オススメの観光スポットを教えてください。

コ)1番のおすすめはキリマンジャロ山です。キリマンジャロはアフリカ最高峰の山で、その姿は非常に美しく、世界中のたくさんの人がキリマンジャロの山頂を目指して登ります。登頂には1週間ほどかかりますが、タンザニアに長く滞在することがあればぜひ登ってください。また、周辺ではライオンやキリン、サイなどのアフリカを代表する野生動物を見ることができますし、この地域は有名なコーヒーの産地なので、大規模なコーヒー畑を見ることもできます。

■タンザニアのオススメのシーズンはいつですか?

コ)1年中どの季節に来ても、タンザニアの魅力を体験することができます。雨季には青々と茂った緑を見ることができますし、その他の季節は穏やかな気候で、過ごしやすいです。初めてタンザニアに来る人には、7月~10月をおすすめします。

■オススメのおみやげはありますか?

コ)タンザニアのおみやげと言えば、ティンガティンガとコマンデです。ティンガティンガは、タンザニアで発展した、明るい色で描かれたアフリカの動物が特長ポップアートで、世界中にファンがいます。マコンデはタンザニアのマコンデ族に伝わる、伝統的な彫刻です。動物や生活の様子を彫った、曲線の美しい彫刻です。

■キリマンジャロコーヒーが有名ですね?

コ)はい。タンザニアのコーヒーは品質が高く、世界中で高級コーヒーとして愛飲されています。各地で様々な銘柄が生産されています。キリマンジャロも有名な銘柄の一つです。わたしの街、ビンガで生産されている「ビンガコーヒー」も人気なので、見つけたらぜひ飲んでみてください。

■タンザニアの文化のひとつを教えてください。

オ)タンザニアにはマサイと呼ばれる民族が住んでいます。近代化が進み、多くの部族が西洋文化を取り入れている中、彼らは今でも伝統的な生活を守っています。伝統的な赤い民族衣装を着て、自分たちの方法で家を建て、牛やヤギを放牧しています。近代化以前のアフリカの姿を思い起こさせる彼らの生活をぜひ見てください。

■タンザニアのおやつというと?

コ)タンザニアではおやつを食べる習慣がありません。フルーツが採れるので、バナナやマンゴーをよく食べます。ただ、イスラム文化が根付いているザンジバルには、ドライ・デーツ(ナツメヤシ)を食べる習慣があります。

※ザンジバルは、インド洋に浮かぶ諸島。かつてオマーン帝国の領土だったことからイスラム文化が根付いており、住民のほとんどがイスラム教徒。クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの出身地としても有名。

■楽しみなイベントはありますか?

コ)お正月です。タンザニアはさまざまな宗教が混在しているので、宗教に関係なくみんなで祝えるお正月が1番盛り上がります。男性は友達と、女性は家族と集まってカウントダウンをします。年が明けてから1時間くらいは、みんな車のホーンを鳴らし続けます。

■タンザニアで流行っていることを教えてください。

コ)音楽なら、ボンゴフレーバが流行っています。今は特にダイアモンドが歌う「モヨワング」が大流行。子どもからお年寄りまで、タンザニア人なら誰でも歌うことができます。映画なら、スティーブン・カヌンバの「デビル・キングダム」が流行っています。スティーブン・カヌンバはタンザニアで一番ホットな俳優です!

♪ダイアモンド「モヨワング

■お仕事について教えてください。

コ)コンピュータシステムアナリストとして農務省に勤務しています。主な仕事の内容は、コンピュータシステムやデータベースを作り、そのシステムを利用するユーザーを技術的にサポートしたり、トラブルシューティングを作成したりしています。IT分野の知識がない農業分野の末端を担う生産者でも、この技術の恩恵を受けて作業の効率化ができるようサポートするのが僕の仕事です。

■週末はどんな風に過ごしていますか?

コ)週末はリラックスして過ごすのが好きです。何もない日は、音楽を聴きながら本を読んだりします。よく聴く音楽は、レゲエやボンゴフレーバ。体を動かしたくなる音楽が好きです。ただ、彼女はダンスミュージックが嫌いで、タンザニアの伝統音楽タアラブをよく聴きます。僕がレゲエを聴いていると、いつも文句を言ってタアラブに変えてしまいます。

■彼女のことを教えてください。

コ)大学の時から付き合っている彼女で、かれこれ6年になります。結婚を考えていますが、スワヒリの文化に「ブライドプライス」という、結婚するために男性が女性の家族に動物や物を贈る習慣があり、男性はその準備をする必要があるので、すぐには結婚できません。今、家を建てています。2人がこれから住む家を大工さんと一緒に考えたり、家ができていく様子を見るのはとても楽しいです。彼女はとても忍耐強く待っていてくれていますので、2年以内にはすべて準備を整えて結婚したいと考えています。

■帯広には1月16日に到着したそうですが、楽しみにしていたことは何ですか?

コ)雪です!タンザニアでは山にしか雪が降らないので、冬に来ることができてラッキーでした。週末は研修コースのみんなで、毎週クロスカントリースキーを楽しみました。とっても上手になったので、タンザニアに帰ったら自慢しようと思います。スキー場に行って、ダウンヒルスキーも体験してみたかったです。

■日本の食事はいかがですか?

コ)なんでもおいしいです。お気に入りは畜大生協レストランのチゲ鍋です。畜大で研修がある時は必ず注文します。

■日本の良いと思うところはありますか?

コ)規則正しい生活を送っているところと、時間に正確なところです。日本がこんなに成功したのは、この2つの習慣があるからだと思います。帯広の生活でこの習慣を身につけることができました。タンザニアに帰っても、続けていきたいと思います。

■帰国前にチャレンジしたいことはありますか?

コ)スキーやスノーシューなど、冬のアクティビティをたくさん体験することができましたが、できれば、お花や緑の美しい春の帯広をみてから帰国したいです。帰国は、4月21日です。

■研修前からJICAを知っていましたか?

コ)もちろんです。私が働いている農業食品安全・協同組合省のオフィスでは、JICAのボランティアが働いていて、食品のモニタリングや品質評価のプロジェクトに携わっています。一緒に仕事をしていた渡辺さんから、たくさん日本の事を教えてもらいました。

■研修コースについて教えてください。

コ)僕たちは「ICTによる農業情報の活用技術」コースで、主にICT(情報通信)分野の技術を学んでいます。日本の農業の仕組みを、データの集め方、分析の仕方、分析結果の利用の方法なども併せて学んでいます。また、システムを作るためのプログラミングも学んでいます。

■具体的には?

コ)研修コースでは、ゼロからデータベースを作り、管理・運営していく方法を勉強しています。イタリアでもデータベースの研修に参加しましたが、ある一つのデータベースシステムのメンテナンスのみの勉強で、他の分野への応用が難しいという問題がありました。この研修では、世界中で汎用されているウィンドウズ・オフィスを使用し、ゼロからデータベースを構築する方法を学びました。誰もが簡単に運用することができ、様々な分野に応用することもできます。

■帰国後はどんな風に研修を生かしたいですか?

コ)帯広の皆さんのお陰で、たくさんのことを学ぶことができました。帰国したら学んだ技術を使って、すぐにデータベースと農務省のホームページを作りたいです。学んだことをひとつも無駄にすることなく、タンザニアの発展のために使っていきたいと考えています。

■最後にメッセージをお願いします。

コ)You should keep on working hard for further development and also I would like to welcome them to Tanzania. Thank you for your listening.

これからも一生懸命働いて、発展させていってください。タンザニアに来たら歓迎します!ありがとうございました。

■ありがとうございました!

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クリスマス・イブの1994年12月24日に開局したコミュニティーFM局。十勝に根差し、リスナーとの共感を大事に放送しています。

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