今から5年前の4月25日。

帯広青年ユネスコ協会が主催する、エスポラーダ北海道を招いての
チャリティーフットサル教室が帯広市総合体育館で開かれました。

その日、僕は教室のお手伝いをする”とかちフェアスカイ”の一員として、
あくまでも、選手の一人として、会場に行きました。
そこで、代表から「栗谷さんには、エキシビションのアナウンスを
お願いします」と突然言われて、なんとか任務を全う。。。。？

それを見ていた関係者にその場で「会場MCをやってくれませんか？」と
言っていただき、現在に至っています。

そして、8月、MCとして最初の試合。釧路で行われた道内開幕戦。
エスポラーダ北海道の道内最初の試合です。

試合が始まると、あまりのスピーディさに
選手の交代アナウンスはおろか、ほとんど何にも出来ずに終了。

自分のふがいなさに情けない気持ち一杯で
帯広に帰ってきたことを、いつも思い出します。

スタッフも皆札幌で、とても心細かったです。




あれから、5年がたち。
僕も色んな経験をして、スタッフの方々とも
本当に仲良く仕事が出来るようになりました。

今回、帯広で初めてFの試合が開催されました。
市の総合体育館はとても狭くて、Fリーグの基準を満たすコートを
確保することが出来ないのは知っていたので、
帯広で試合が開かれるとは、思っていませんでした。

試合は、まさかの０－６で敗戦。
負け惜しみですが…
”走る”フットサルを身上とするエスポには
とても狭いため、ちょっと難しいピッチだったかもしれません。

あれよあれよと、リーグ7連覇の名古屋の猛者にゴールを決められ
シーズンでもあまり無い一方的な展開に。

MCとしては、そういうときにとても苦労するのですが
帯広では最後まで響いていたあの歓声。。。。

鳥肌が立ちました。
本当に感動しました。

試合後も沢山の来場者に声をかけていただき、
札幌からも多くのサポーターが見に来てくれていて
「地元開催おめでとうございます」と言ってくれました。

負け惜しみではなく、
会場の盛り上がりはエスポがFの12チームの中でも
一番だと思っています。

あの、歓声は勝ち負けが一番ではなく、
もっとフットサルの、プロスポーツの本質的な部分に触れたからこそ
沸き起こったものだと思います。
（もちろん、勝利に越した事はありませんが。）





総合体育館はこれから建て替えられることになりますが
単に試合が出来るだけじゃ足りないと思うんです。


プロスポーツに限らず、市民に素敵な機会が与えられ
大切な思い出が生まれる施設を心から期待しています。