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JICA帯広研修員 - ジェイミーさん(コスタリカ)

JICA帯広研修員

コスタリカ

JAGA

この記事の投稿者JAGA

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今週は、コスタリカ共和国(Republic of Costa Rica)をピックアップ!

<国の位置>
中央アメリカ南部に位置する共和制国家である。北にニカラグア、南東にパナマと国境を接しており、南は太平洋に、北はカリブ海に面している。
首都はサン・ホセ。

<面積>
51,100平方キロメートル(九州と四国を合わせたほどの広さ)

<人口>
約480万人(2012年 世界銀行)

<民族>
スペイン系及び先住民との混血95%、アフリカ系3%、先住民他2%

<言語>
スペイン語

<宗教>
カトリック教(国教、但し信教の自由あり)

<気候>
コスタリカの気候は5月~11月の雨季と12月~4月の乾季に分けられるが、両岸を海に挟まれ地形が変化に富んでいることから、地域によって降雨量は全く違う。首都のサン・ホセ周辺の高原部では6月~11月の雨季にも午後スコールが降る程度で、太平洋沿岸も南部オサ半島周辺を除き降雨が少ない。しかし、カリブ海沿岸では7月と12月をピークに1年中雨が多い。

出典・参考:外務省HP、ウィキペディア、地球の歩き方‘11~’12中米 

今週は…
JICA研修員のジェイミーさん

■よろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。

ジェイミーさん 以下ジ)はじめまして。コスタリカのジェイミーです。仕事は公務員です。JICAの研修員です。どうぞよろしくお願いします。

■コスタリカはどんな国ですか?

ジ)コスタリカは景観がとても魅力的な国で、その美しさから「中米のスイス」と呼ばれています。また、コスタリカには国立公園や野生動物の保護区が多くあり、世界的にも注目されています。実際に保護された自然環境を見ることもできます。それから、コスタリカの人たちはとてもフレンドリーです。お客さんが来たらいつでも歓迎しますし、話好きです。
コスタリカは日本からとても遠い国ですが、みなさんが私たちの美しい国「コスタリカ」に来てくれることを楽しみにしています。

■コスタリカの産業について教えてください。

ジ)コスタリカの主要産業は農業でコーヒー、バナナ、パイナップル、スイカなどを生産し、国外にも輸出しています。
コスタリカは日本のような物作りの国ではありません。しかし、自然環境をより良くし環境問題を改善するための取り組みを行っています。また、経済的発展にも力を注いでおり、環境問題と経済発展の両方の取り組みを行っている国です。経済発展の面では、医療施設の開発に力をいれており、自国で治療を受けられない患者さんのための医療施設を増やしていき受け入れ態勢を整えていこうとしています。その他、インテルのような大手企業の研究施設の建設地として、現在注目されています。

■普段話している言葉について教えてください。

ジ)コスタリカではスペイン語を話します。

■こんにちは⇒オラ
  さようなら⇒アスタ ルエゴ
  ありがとう⇒グラシアス

♪ コスタリカの伝統音楽 「ティカス リンダス」
 コスタリカでは自分たちのことを、愛情を込めて「ティコス」と呼ぶ習慣があり、タイトルの「ティカス リンダス」は「コスタリカの人々は美しい」という意味があるそうです。

■オススメの場所を教えてください。

ジ)コスタリカはとても小さな国なので、2、3日もあれば全てを見てまわることができます。コスタリカの北部にあるグアナカステ州には、動植物が保護されている国立公園があります。例えばグアテナカステ保全地域や、パロ・ベルデ国立公園がこれにあたります。オスティオナル野生生物避難区は亀の保護区として、とても有名です。その他、安全装置を装着し、樹上に貼られたワイヤーケーブルを滑車で渡り、まるでジャングルの上を飛んでいるかのような感覚を楽しめるアドベンチャー、キャノピーツアーもお勧めです。コスタリカ中部や南部、カリブ海側にも素晴らしい場所がたくさんあります。

■オススメの季節はいつですか?

ジ)12月から4月です。気候が温暖でビーチを楽しむことができます。雨季にあたる5月から11月もお勧め。緑が濃くなり生命の息吹を感じることができます。コスタリカのどの場所を訪れたいかによってお勧めの時期も異なります。

■コスタリカ料理について教えてください。

ジ)「ガジョ・ピント」は、コスタリカで一般的に食べられている朝食です。「ガジョ・ピント」は中南米の赤飯です。豆とともにお米を炊き込んでいます。その他に、小エビやにんにく、コリアンダーなどの香辛料を入れてチャーハンのように炒めたご飯「アロス・コン・カマロネス」もあります。また、「カサード」は昼食と夕食に食べられる定食料理です。お米と豆、お肉、サラダ、揚げた野菜がワンプレートに盛り合わせてあります。「タマル」はクリスマスに食べる料理でとうもろこしの粉を練って生地にして、バナナの葉にくるんで蒸した料理です。

■コスタリカの飲み物について教えてください。

ジ)コスタリカは果物が豊富なのでフルーツジュースをよく飲みます。それからコーヒー、コスタリカの人たちは朝・昼・晩の一日最低3回は必ずコーヒーを飲むと言われるくらいコーヒー好きです。朝食にコーヒーの他によく飲む飲み物が「アグアドルセ(甘い水の意)」。砂糖キビと熱いお湯を注いで作るコスタリカの飲み物です。そしてもちろんビール、「インペリアル」がとても有名なブランドです。

■どんなお菓子がありますか?

ジ)4月に行われる「ホーリーウィーク」には「ミェル デ シビッレ」と呼ばれる中南米のレモンとはちみつで作るお菓子を食べる習慣があります。その他、コスタリカは果物が豊富なので、季節の果物で作ったゼリーもよく食べます。

■コスタリカ出身の有名人を教えてください。

ジ)フランクリン・チャン・ディアス。コスタリカ出身のNASAの宇宙飛行士です。7回に渡りスペースシャトルのミッションを行いました。2014年現在、宇宙に飛び立った回数が一番多い飛行士として記録を持っており、コスタリカの国民栄誉書を受賞しています。それから、オスカー・アリアス・サンチェスは2度大統領になった人で、中南米の内戦を終結させるために力を注いだことが評価され1987年にノーベル平和賞を受賞しました。

■人気のあるスポーツを教えてください。

ジ)もちろんサッカー!今年のFIFAワールドカップではベスト8まで進出しました。オランダとの対戦で0-0で延長までいったのですが、PKで負けてしまいました。国民一丸となって応援していたのですが、残念です。次はきっと勝てると思います。

■好きなコスタリカのお祭はどんなお祭りですか?

ジ)9月15日はコスタリカの独立記念日です。この日、全ての町で学校のバンド演奏と共にパレードが行われ、午後6時になるとみんなで国歌を歌います。そして、夜になるとランタンに火が灯され、町を練り歩きます。クリスマスも素敵なお祭をします。クリスマスにはロウソクに火を灯し、光のパレードを行います。また、車にも光の飾り付けをして、音楽バンドを率いてパレードが行われます。

■コスタリカで日本文化に触れる機会はありますか?

ジ)最近では日本食の注目が高まり、寿司レストランが増えています。コスタリカの人はお寿司が大好きです。日本のお米や緑茶、サッポロビールなど日本の商品が売られているスーパーマーケットも徐々に多くなっています。

♪ ロスデラバホーラ 「プント グアナカステコ」
 ジェイミーさんの出身地の歌です。

■日本で驚いたことはありますか?

ジ)日本はコスタリカと全く異なる国です。私が最も驚いたのは何と言っても日本のトイレです。本当に特別な作りになっていますね。便座が暖かいですし、色々操作できるようになっていることが驚きです。
帯広に来てから、日本の文化がとても好きになりました。相手を尊重し、親切に対応する姿勢は日本以外では見つけることができません。日本に来て一日目から歓迎されている、という気持ちになりました。日本文化はとても素晴らしいです。

■帯広の好きなところはどんなところですか?

ジ)滞在中、自転車で街中を走りまわっていましたが、どこに行っても風景が美しいです。それから、日本のお寿司がとても気に入っています。

■お仕事について教えてください。

ジ)JICAはコスタリカで主に生物多様性保全のプロジェクトを行っており、私自身、JICAの事業に深く関わった仕事をしています。

■研修コース「生物多様性保全のための環境教育技能向上」について教えてください。

ジ)自然環境保全を行う上で常に必要となるのが、自然を保護する側が地域住民に対し説明し交渉していく力です。研修では、これまで日本の各地域で行われてきた自然環境保全に関わる取り組みについて学びました。
JICAの研修で学んだ技術を、今後コスタリカの私たちの現場に適したものに発展させていき、自然環境保全に関わる問題を解決するための提案書を作りたいと思います。

■最後にメッセージをお願いします。

ジ)日本に来て、日本の美しい文化と美しい日本という国に出会えたことを大変嬉しく思います。いつかコスタリカに来てください。きっと楽んでいただけると思います。プラビダ!ありがとうございます。
※「プラビダ」は英語のPure lifeを意味し、コスタリカの人たちに愛されている言葉です。「こんにちは」、「さようなら」、「元気ですか」、「元気です」「気楽にいこうよ」など、「プラビダ!」という言葉がコスタリカの人たちの生活に自然と息づいているそうです。

I am so grateful to be in Japan to have opportunity to meet this beautiful culture and this beautiful country. So I really grateful for that and I hope you can visit Costa Rica and I know you are going to enjoy it. Pura Vida! Thank you very much.

♪ コスタリカの伝統音楽 「パットリオティカ コスタリセンセ」
 コスタリカについて歌った曲で、この美しい音色を聴くとジェイミーさんはいつも泣きそうになるそうです。

■ありがとうございました!

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