明日28日、午後7時十勝プラザで行われる
帯広市民オペラの会「オペラ de night 」
の演出・舞台監督の窪田稔さんにお話を伺いました。


どのようにオペラの世界に入ったのですか？

実は元々は演劇の世界にいたんです。５２年になります。
立ち上げた劇団は去年４５周年を迎えました。

演劇の活動の中で、声楽の先生に習い交流が始まりました。
声楽の松崎千恵子先生に指導頂いたこともありました。

そして平成10年の「カルメン」で、
裏方、演出、演技指導でお手伝いをさせて頂いたことがきっかけで、
それぞれの舞台に深く関わるようになりました。

明日のガラコンサート「オペラ　de night 」では、
演出・舞台監督をさせて頂いています。

グランドオペラを４，５年に1回開いており、
次は来年を予定しています。
明日は、グランドオペラに繋がる大切な舞台です。

また、9月28日には、帯広市民文化ホールで、モーツァルトのフィガロの結婚を上演します。　
帯広市民劇場及び、舞台の演出・技術の向上や、若手の人材育成を目的に活動する組織「Ｔｏｋａｃｈｉ　Ｓｔａｇｅ　Ａｒｔ　Ｐｒｏｍｏｔｉｏｎ（トカチステージアートプロモーション）」（ＴＳＡＰ＝ティーサップ）で実行委員会を立ち上げ、お届けするものです。


十勝はオペラのグループが多いのですか？

オペラよりも十勝は合唱のグループが多いです。
若い人が増えないのが大変なようですが、
十勝の人は音楽が好きだと思います。


オペラ de night について教えて下さい。

〇ヴェルディ作曲のアイーダの中から数曲
〇マスカーニ作曲のカヴァレリア・ルスティカーナよりお送りします。

演劇をしていたこともあり、
わかりやすく演出することをポイントにしています。

オペラは、歌、音楽は美しいのですが、
ストーリーは昼ドラのような不倫か三角関係がほとんどなんです！
１６、1７，１８世紀の、貴族、庶民には
このようなストーリーが好まれたんですね。

アイーダは
歴史的なスペクタクルですが、
これも三角関係のお話です（笑）

エチオピアの王女　戦争で負けてエジプトの捕虜としてエジプトの王女の奴隷になります。しかし、エジプトの将軍がエチオピア王女を好きなり、お互いは恋仲となります。　しかし、エジプトの王女も将軍を好き。

三角関係なんですね。

最終的に
エジプトの将軍はエチオピア王女を逃がし、死罪となり、
地下牢で閉じ込められるのですが、
そこにエチオピアの王女が現れて一緒に死ぬというストーリーです。


わかりやすさを大切にしています。
是非、ご来場頂きたいと思います。


窪田稔さん、ありがとうございました！