今週は、ミャンマー連邦共和国(Republic of the Union of Myanmar）をピックアップ！

＜国の位置＞
インドシナ半島西部に位置し、北東に中華人民共和国、東にラオス、南東にタイ、西にバングラデシュ、北西にインドと国境を接する。
首都はネピドー。

＜面積＞
68万平方キロメートル（日本の約1.8倍）

＜人口＞
6,242万人（2011年，IMF推定値）

＜言語＞
ミャンマー語。少数民族はそれぞれ独自の言語を持っている。外国人の利用が多いホテルやゲストハウスでは英語が通じる。北部や北東部では中国語、シャン州東部ではタイ語も通じる。

＜民族＞
ビルマ族約70％、シャン族8.5％、カレン族6.2％、ラカイン族4％、華人3.6％、モン族2％、インド人2％など。現政権の発表によれば、国内には135の民族が居住している。

＜気候＞
国土が南北に長いため地域によってかなり異なるが、基本的に中部から南部にかけて熱帯、北部は温帯。外国人が特別の許可なく旅行できる地域は、年間を通して高温多湿。

＜観光＞
マンダレイ
ヤンゴンからイラワジ川に沿って北へ約720キロ、ミャンマーのほぼ中心にある、ミャンマー第2の都市。ミャンマー最後の王朝があった街でもあり、広い旧王宮と碁盤の目のようにはりめぐらされた街路からなるこの街は、ミャンマーの京都とも言えるだろう。さらに、郊外に点在するインワ、サガイン、アマラプラ、ミングォンなどの旧王宮のあった場所は、どれも一言では表せないない程魅力のある場所である｡ また、地理上、民族上からも、ミャンマー文化の中心地であり、ミャンマー最大のマーケットから、その一端を垣間見る事が出来る。

エコツーリズム＆アドベンチャー
ミャンマーは自然森林の約５０％を保持しており、エコツーリズムや本当の冒険旅行になるように環境保護政策を厳しく施行している。はるか南にあるマーグイ諸島はすでにワールドクラスのダイビングスポットとして注目を集めており、まだほとんど手のつけられていない最後の南国の水面下の楽園の一つとして丁寧に保護されている。他のこの国の驚くべき面としては、涼しい気候の森林によって劇的に山に新鮮な雪を降らせ、また丘に住む少数民族や珍しく風変わりな野生動物がいること。

＜ビルマ料理＞
現地の料理は中国、インド、ミャンマーの影響が面白く混ざったもの。典型的なビルマ料理はカレーを基本とし、鶏肉、シーフード、羊肉を使う。この国では仏教徒がほとんどを占めているため豚肉は少なく、レストランのメニューは非常に共通している。

出典・参考：外務省HP、ウィキペディアHP、地球の歩き方HP、（株）アジアの黄昏HP、Mystical Myanmar HP

今週は…
JICA研修員のモーさん

■よろしくお願いします。まずは自己紹介からお願いします。

モーさん 以下モ）ナン・モー・カンです。ミャンマーから来ました。

■ミャンマーはどんな国ですか？

モ）ミャンマーはとても美しい国です。新鮮でおいしい果物がたくさんありますし、お花の種類も豊富です。ミャンマーに来る機会があれば、是非花が咲いている季節に来てください。

■どんな資源や作物がありますか？

モ）ミャンマーでは家具などに使われるチーク材や豆類、さまざまな鉱物資源がありますし、海にはロブスターもいます。チーク材やヒスイ、豆類は国外に輸出していて、電化製品は輸入しています。

■言葉について教えてください？

モ）日常生活ではミャンマー語と時々英語を使います。私はシャン族という民族なので家族と話す時はシャン語を使います。シャン語はタイ語にとても似ている言葉です。

■ミャンマー語のあいさつを教えてください。

モ）こんにちは⇒ミンガラーバー
　　　さようなら⇒ミャンソーメーノー
　　　ありがとう⇒チーズーティンバーテー

♪モーモー・ゾー・ウィンの「チー・アン・ヨー」
　ミャンマーのカントリーミュージックで、とても有名な曲。

■観光客におすすめの場所はどこですか？

モ）ミャンマーと言えばなんといっても美しい自然遺産です。ミャンマー東部にはインレイ湖があります。そこでは、ボートを漕げますし、水上マーケットでは手作りの民芸品など売られています。西部にあるミャックオゥという町は1430年から355年間にわたり48人の王様が住んでいた旧首都です。南部には美しい海と白い砂浜のビーチが広がっています。北部には氷で覆われた山、カカボラズィ山があります。東南アジアで一番高い山で、海抜5881メートルあります。このようにミャンマーのいたるところで、自然を満喫できます。それから私の出身地シャン州もお勧めです。シャン州には温泉や滝、湖、オレンジやさくらんぼの木々があります。また洞窟や古代に作られた仏塔が多く残っています。

■ベストシーズンはいつですか？

モ）ミャンマーは11月から2月までの季節はとても爽やかで過ごしやすいです。美しい花が咲き乱れている時期です。ミャンマーの人たちが新年を祝うお祭り「水祭り」に参加したければ、真夏でとても暑い4月に来てください。水祭りではみんな一斉に水を掛け合いますので全身が濡れても大丈夫な格好で参加してください。

■ミャンマー料理について教えてください。

モ）私が好きな料理は「モヒンガー」です。「モヒンガー」は大抵朝食として食べられます。とってもおいしいんです！

※モヒンガーとは、ナマズからだしをとったスープに、ソーメンに似た米麺と豆の粉末、米の粉末、バナナの茎やゆで卵を砕いたものが入った麺料理であり、好みで天ぷらを入れて食べる。露店を含め、恐らくヤンゴン市内だけでモヒンガーを食べられるお店が1,000店舗以上はある。

■スペシャルドリンクはありますか？

モ）はい。ミャンマーにはタマリンドと呼ばれる果物がなっています。甘酸っぱい果物で、これをジュースにして飲みます。すっきりとした味がして、これを飲むと疲れがとれ体調が良くなります。

■ミャンマーのファッションについて教えてください。

モ）ミャンマーでは「ロンジー」と呼ばれる巻きスカートを腰に巻きます。ミャンマーの気候に丁度良く、男性も女性もロンジーを見に付けています。女性はロンジーとブラウスが定番ファッションです。

■ミャンマーの人たちが楽しみにしていることはなんですか？

モ）ミャンマーでは年間を通して様々なお祭りが行われますが、ミャンマーの人たちはいつもティンジャン水祭りを楽しみにしています。ティンジャン水祭りは4月のお正月の前に行われ、４～５日間続きます。このお祭りが近くなると、心が踊ります。バケツやホースを使ってその場にいる人みんなで水を掛け合います。町の中には特設ステージが設けられ、その上からホースで水を掛けたり、トラックの上からも水を掛け合ったりします。水を掛け合うことで前の年の良くなかったことや罪を全て洗い流します。水浴びと同じような状況なので電子機器類は絶対持っていかない方がいいと思います。
この時期にティンジャン水祭りを象徴するパダウと呼ばれる花をいろんな場所で見ることができます。

♪ニニ・ウェンシュイ　「バンジーバンタ」
　50年以上前に作られた曲で今でも歌い続けられている。

■帯広の印象について教えてください。

モ）帯広は東京から離れていて、農業がさかんな場所というイメージがありました。ここに来て、帯広には美しい景色が広がっているなと感じました。人もとても親切です。帯広の気候は私にとっては、とても寒く感じますが、それも好きになりました。

■日本に来て驚いたことはありますか？

モ）日本の文化に一番驚きました。人々は本当に親切でフレンドリーです。それに本当に一生懸命働いていると感じました。時間に対する意識の持ち方が違うと思います。時間管理がしっかりしていると感じました。

■日本食は好きですか？

モ）はい。大好きです。例えば、そばとか寿司、日本のヨーグルトやアイスクリームは本当においしいです。

■お仕事は何ですか？

モ）ミャンマーでは獣医大学の動物科学部の助講師をしています。

■モーさんの研修コース「地域資源に基づいた乳肉生産のための牛の飼養管理」について教えてください。

モ）ＪＩＣＡ北海道（帯広）では牛肉生産に関すること、乳牛の病気やその予防、生乳の衛生的管理など様々なことを学びました。この知識と技術を、ミャンマーという国全体に伝えていきたいと思っています。まずは獣医大学の他の同僚に伝えていき、そしてそこで学ぶ学生に伝えていきたいと思います。

♪ザウ・ワン　「マンタオイェイコー」
　水祭りのときに歌われる曲。

■最後にメッセージをお願いします。

モ）Myanmar is a beautiful land and enrich with natural resources. So, please come and visit to our country, we will welcome to you.

ミャンマーは自然豊かなとても美しい国です。是非私の国ミャンマーに来てください。いつでも歓迎します！

■ありがとうございました！