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アイサ類と収斂進化 生活様式に適応した結果、外観がよく似る事

十勝の自然

高木公平

この記事の投稿者高木公平

  • 1905
アイサ類と収斂進化 生活様式に適応した結果、外観がよく似る事

番組 KACHITTO(月-木 7:00~9:00)のコーナー「十勝の自然」(7:35~)は、日本野鳥の会十勝支部副支部長、「北海道の動物たち 人と野生の距離」著者の千嶋淳(ちしま じゅん)さんにご協力頂き、十勝の自然と人を繋ぐストーリーについて教えて頂いています。


アイサ類と収斂進化について。
文章と写真は千嶋淳さんです。


アイサというカモのグループがあります。カワアイサは一年を通じて十勝に生息し、音更神社の池に6月頃現れる親子は全国的にも有名ですから、テレビや新聞、あるいは実際にご覧になった方もおられるかもしれません。他にも、もっと北で繁殖するウミアイサとミコアイサが秋から春に渡って来ます。


いずれも潜水して魚を捕えるのを得意としますが、知らなければ、その外観はとてもカモとは思えません。私たちがイメージするカモは、アヒルのように扁平な嘴を持つ、体の丸っこい水鳥でしょう。ところがこのアイサ類と来たら、嘴は細長くて先端は鈎状、体もやはり細長い流線型で、足は体の後ろに付いています。どちらかというと、長良川の鵜飼いで使われる海鳥のウとよく似ています。


しかし、アイサとウが系統的に遠く離れていることは形態、生態、遺伝子などの様々な証拠から明白です。一例を挙げると、アイサのヒナは卵から孵った時点で羽毛が生え揃って目も開き、すぐに巣を離れて餌を採ることができます。これはカモ類に共通の習性です。一方、ウのヒナは孵化の時点では丸裸で目も開かず、巣で長期間、親鳥から餌をもらって成長します。水中を高速で泳いで魚を捕えることに専門化したことで、水の抵抗を弱める流線型の体、体の後方に位置して水かきとなる足、魚をしっかり保持する嘴といった形態がそっくりになったのです。


このように系統的には無関係なのに、同じような生活様式に適応した結果、外観がよく似ることを「収斂(しゅうれん)進化」といいます。オーストラリアの有袋類にはフクロオオカミとオオカミなど、他の地域の哺乳類との収斂進化を遂げた例が数多くあります。この進化は分類学上のあらゆるレベルで生じ、イルカは哺乳類、ペンギンは鳥類ですが、海中を高速で泳ぐために、よく似た形となりました。鳥類のハチドリと昆虫のスズメガ類も、飛びながら花の蜜を吸うことに特殊化した結果、驚くほど形が似ています。


鳥の見方やマナー
http://www6.ocn.ne.jp/~wbsj-tk/manner.html


千嶋淳さんのブログはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/torikichi14

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